爪切りについての考察
モモンガの爪
モモンガの爪について
モモンガは元々木の上で生活している動物です。
よってモモンガの爪は「鍵状」になっています。
木から木へ移動するモモンガにとって、爪はとても重要な部分です。
しかし、残念ながら「飼育下」においては、ゲージなどの為、爪を使う機会が
極端に少ないのが現状です。
爪を使わないとどうなるか・・・・勿論「伸びます」ヾ(- -;) 
じゃあ、どうしたらよいのか、それがここのテーマとなります。

爪きりについての考え
飼い主にとってもモモンガにとってもストレス
モモンガの爪を切るという行為、これはとても不自然な行為であります。
本来であれば、自然に爪が削れて行くものであり、爪切りなどは必要がないのですが
飼育下では、やはり爪が伸びてしまいます。
爪が伸び続けると、巻き爪のようになってしまい、手足が壊疽を起こしてしまう事も
あるそうです。
しかし、爪を切るという事は、モモンガにとっても切る飼い主にとっても
とてもストレスがたまる物です。
そうやすやすと切らしてはくれないからです。
では、どうしたらいいのか?
伸ばさない環境を作るという事が重要となります。

削れる場所を増やす
モモンガの爪について
削れる場所を増やす事がとても重要です。
では、具体的に何を増やしたら良いのでしょうか?
@止まり木を増やす。
   運動をさせて、爪を自然と磨耗する方法です。
A木の製品を増やす
   巣箱や木の製品で爪を研ぐ事もあります。
B運動させる・お散歩させる
   狭いゲージでは限界があります。
詳しくは止まり木についてを参照ください。

ヤスリを使う
モモンガの爪について
私はまだ試用したことがありませんが、止まり木にヤスリをつけると効果的なようです。
これはモモンガ仲間の方に聞いたのですが、目の粗いヤスリを止まり木に蛸糸などで
巻きつけるそうです。
常にやっておくというのではなく、定期的に一定期間を実用する事が望ましいそうです。

獣医さんに頼む
獣医さんが切ってくれるそうです
これも私は試した事がありませんが、獣医さんに頼んで切ってもらうことも出来るそうです。
勿論、かかりつけの獣医さんの相談が必要ですが…ヾ(- -;) 

飼い主が切る
フクロモモンガのみ実施していました。(今は実施していません)
我が家でも、フクロモモンガのみ、爪切りを実施していました。
凄く抵抗される上に、嫌われるので最近は実施してませんが、フクロモモガは
他のモモンガに比べ、爪が鋭く、大きいので、引っかかり度も多く
安全のために切っていました。
あまり完全とは言えませんが、一応どのように切っていたか、書いていきます。
用意する物  ニッパーとモモンガを固定する袋
ニッパーについては、工具用のものを使用していました。
ウサギ用や猫用などもありますが、大きい為反対に危険です。
あとは女性用の眉毛を整えるハサミとか、鼻毛を切るハサミなども使用されるそうです。

モモンガを袋の中に入れ、手だけを出して、ニッパーで切ります。
モモンガも物凄く抵抗しますし、出来れば2人がかりがベストです。
誤って手などを切ってしまう恐れもあるので、やっぱり自分で切るのは怖いですねぇ。。
←フクロモモンガのみ実施していました。アメリカ・大陸は動き
が速く怪我の原因になる事が多いので、やめたほうが無難です。

爪きりの頻度は、2〜3ヶ月に一度でした。