アジア旅行記

カンボジア編  '97/04/26〜05/05            作成日:'97/05/18


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【カンボジアへ到着(プノンペン)】  '97/04/27
◆おー、思ったより快適
ポチェントン空港  以外と日本人が多い。そういえば昨年のミャンマーでもそんなことを思った。日本 人はどこへでも行くということか。ミャンマーと違うのは、空港はとてもきれいだと いうことだ。小さな空港だが、それなりに表玄関と思わせる。空港でビザも無事取れ 入国。ミャンマーの時は「歩き方」を信じて空港でビザを取ろうとして強制送還にあっ ただけに、“空港でとれる”とすべての情報が言っていても内心心配だった。これで 一安心。
 市街地までたくしーかな?と値段交渉していたら、運ちゃんがそこの日本人とシェ アしたら?と言う。声をかけてみる。関西から来た2人連れ。「ところで換金します ?」と聞くと、「そうだね、とりあえず1万円換金しようかな?」とのこと。えっ? 再両替できないし、ホテル代などほとんどドル払いと聞いているのに!「そんなに替 えるんですか?」と言うと、2人で「1週間いるし、そのくらいは使うよ」と言って いたが、結局5千円換金し、13万数千リエルにもなって驚いていた。僕は結局様子を 見ることにして両替せずに3人で市街地へ向かう。
マーケット  途中、パトカーに先導されたベンツが通り過ぎていった。運ちゃん曰く“ラナリッ ト王子”だとのこと。本当だったのかな?運ちゃんにマラカットホテルへ連れていか れる。Niftyなどで聞いてはいたが、予想以上で驚くほどきれい。ヤンゴンの15ドル とは天と地の差だ!彼ら2人はここに決める。で、僕の方は手持ちのドルが少ないの と、こんな快適なところ泊まったら後がしんどい、なんて変な考えを起こし、結局他 のGHを探してしまう。というわけで、2人とはここでお別れ。その後1度も会わな かったけど、13万Rも使えたのかな?
 テクテク歩いてマーケットの近くのシンガポール・ホテルに行ってみる。15ドル を12ドルにディスカウントしてくれたが、この部屋で3ドル差ならマラカットが良 い。今度はハワイホテルの近くのシンガポール・ゲストハウスへ。(しかし紛らわし い名前だ)ファンは7ドル。しかし窓がなかった。窓のある部屋はないのか?と聞く とA/C付きの部屋に案内された。(US$10)。歩くのも疲れたのでここに決める。マラ カット良かったな〜と少々未練が出てしまった。

◆あー、運ちゃんのペース
 少し休憩した後、明後日のシェムリアップ行きのボートを頼んで外へ。ちょうどバ イクタクシーの運ちゃんが声を掛けてきたので、明日月曜日は休館になってしまう 『トゥール・スレン博物館』へ行く。入場料2ドルと「歩き方」にあったが、賽銭箱 のようなものが置いてありUp to you となっていた。1ドル入れる。
 門のところに義足の物乞いがいたが、そのままバイクに乗り出発する。足に障害を 負ったのは不幸なことだし、カンボジアの環境は知らないので無責任かも知れないが、 なんらかの仕事が出来ると思う。“安易に”お金をせびろうと言うのには納得できな い。と思う反面、自分は薄情なのだろうかとも思う。
 GHに戻るつもりだったが、バイクタクシーの運ちゃんの言う通り、王宮(シルバー パゴダ)へ。運ちゃんのペース。まずい値段交渉してないのに、吹っ掛けられたら大 変。とか思いつつ、そのまま王宮に到着。
 王宮では坊さんが女の子の写真を撮っていた。なんと俗っぽい。(一緒に撮ってい たわけではないので、頼まれたのかも知れないけれど)シルバーパゴダの床に敷き詰 められた銀も見どころだが、それよりラーマヤーナの壁画の方が興味深かった。と、 こんなところでまた例のホアランポーンでの日本人に出会う。彼は明日アンコール、 明後日(?)バンコク、そしてノンカイへ行ってラオスとのこと。なっ、なんと忙し い。
バイクタクシー  王宮内のお寺では地元の人がお祈りをしていた。こういうのはとても興味深い。お 寺の横でバーツで水を買おうとしたが、US$1=2500Bと話しが通じないのでパス。 (US$1=26.4B、US$1=2600Rと混同していた)バイクでGHへ戻る途中に川岸へ。結構 眺めが良い。屋台で水を買う。バイクタクシーの兄ちゃんが話を付けてくれて10B安い !(と思ったが500R=5Bで買えるので本当は高かった)
 ぐるっと回ってGHへ。さー問題のお支払い。Up to you というので50B出すと、 それは何ドル?分からないとシャーシャーと言う。うまいねー。他のバイクタクシー 仲間が加勢してくる。相場は1時間2ドルと言う。ちょっと高いよ!3時間5ドルじゃ ないの?何だかんだと言って結局100B。大分やられた気がする。

◆夕方の散歩
 少し休んで“歩き方”にあるマッサージを探しに行く。Niftyで事前に場所が変わっ ているとの情報を得ていたのでラッキー。行ってみると実はGHのすぐ近くで、ワッ ト・プノンの少し南のNCDPハンディクラフトと同じ敷地内だった。営業時間を確 認して、ワットプノンへ行ってみる。いやー、何もない。ながいは無用だった。
川岸の風景  河の方に歩く。公園のようになっている中央分離帯では大勢の子供がサッカーなど をして遊んでいる。河には渡し舟がいた。ボーッとするにはいい感じ。気温は少し下 がってきているが、道端の椅子は熱く座る気にならない。暗くなってきたし、夜は危 険と「すべての情報」が言っていたので戻ることにする。ヘールボップがみえないか と少しねばるが、やっぱり不安になりあきらめる。でもボーッと見えだした。日本よ り南より。高度は高い。本当は暗くなったら写真を撮りたかったのだが、シェムリアッ プに行って「遺跡&ヘールボップ」をトライしよう、まだ機会はあるさ、と自分に言 い聞かせる。でも、この後1度もヘールボップを見ることはなかった。“安全第一” は分かっていながら、ちょっと残念だった。
 夕食はインド料理屋へ行く。Kottu Rotti なるものを食べてみる。お好み焼きを刻 んだものといえば良いか?これだけではさすがに単調で、途中で飽きてしまった。食 べ終わったとき、いいタイミングで店のおじさんが“他に何か”と聞いてくる。メ ニューにはなかったが思わずプレーン・ロティを頼む。う〜ん、うまい!でもやっぱ り誰か話し相手がいたほうが美味しいだろうな。帰る菜にに空を見上げるが、なぜか 夕方見えていた星すら見えない。飲み過ぎ?そんなことはないと思うが。
 一旦床についたが、ビールのせいか、夜あまりにのどが渇くので下へ降り、フロン トで水がないか聞いてみると冷蔵庫を指し示す。1本取って値段を聞くとフリーとの こと。ラッキー。  部屋に戻ってごそごそしていた11頃停電になる。(後日談:シェムリアップで知り あったYさんも停電に出会い、部屋に踏み込まれるのではと焦ったらしい。そこまで 心配しなくていいみたい。)GHだけかと思ったが、街全体が停電だった。その時外 を見ると星が沢山見えた。写真を撮ってみる。ちゃんと撮れたかな?


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