行者還林道

2005.09

4年前から工事で何度も通行止めに遭った行者還林道、やっと通ることができました。奈良県上北山村〜天川村の国道309号を兼ねた林道で、一番上にある行者還トンネル至る道は、深い谷に沿って登るハードな山岳路です。

通行止めだった時は北側にある峠道で迂回できる。国道169号「道の駅川上」から天川村へは、林道洞川高原線を通り、五番関トンネルを抜けて県道21号へ出るルートを数回走った。

行者還トンネルの天川側は登山客のクルマでいっぱい。登り終えたおじさんに伺った。 「弥山(みせん)と八経ヶ岳で往復7時間で丁度いいのではないか…」と教えてもらう。このコースで紅葉を見ながら登りたいなぁ。

 (1)天川村側(河川沿い)
 (2)天川村側(山岳路)
 (3)上北山村(深い谷沿い)

地図(Mapion)

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西から 天川村側(河川沿い)
【県道分岐】
国道309号新川合トンネルを抜け、天川村役場前の交差点を左に曲がる。Y字路を右へ。直進は県道21号。
【分岐手前のとうふ屋】
県道分岐の手前には、とうふ屋がある。一丁157円と高めだが、大豆が凝縮されて食感がよい。味も濃厚で美味しい。

【客大杉】
御手洗渓谷や河原で遊ぶ客がいっぱい。駐車車輌も多く、離合も難しい。
【道幅狭し】
丁字路を右折して幅狭いトンネルが現われ、険しい道を予感させる。

【悪い路】
舗装が割れ、ガタガタな場所もあります。
【河川沿い】
幅が広い川沿いが現われる。
【林道起点】
川沿いに進むと、いきなり林道標識が現われる。古い標識は手書きだ。
【橋を越え】
橋を渡る川迫川と別れ、山岳路となる。

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西から 天川村側 (山岳路)
【冬季通行止め】
橋を渡る車輌通行止めの標識。
【落盤って…】
林道に入ると「落石注意」から「落盤注意」に変わる。岩盤ごとゴッソリ…?
【深い谷】
山から落ちた大きな石ばかりの谷。そんな深い谷にかかる橋を通り、さらに登ります。
【山】
大峰山脈の山々が見える。この尾根を辿る「大峰奥駈道」は吉野から熊野本宮まで繋がる。世界遺産である。

【↑落盤注意看板20個以上】
看板「落盤注意」が多すぎます。

【たしかに落盤→】
落ちてきそうだ…先にある白いコンクリート部分は補修箇所。

下り
【到着・登山客多し】
トンネル西口に到着。意外と立派なトンネルだ。名前もしっかり書かれている。

紀伊山地で一番高い八経ヶ岳への登山口があるため、周囲には30台ほど登山客のクルマが駐車されている。私も登りたい。

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東から 上北山村側(深い谷沿い)

【国道分岐】
国道169号の川上村のループ橋、大台ケ原へ向かう交差点を越え南へ。
「世界遺産大峰奥駈道」と共に、天川へ向かう標識が現われる。
「R309大型車通行できません」が険しい道を予感させる。
【鋭角右折】
左カーブの交差点を、恐る恐る大廻りで右折する。
【林道】
ココから林道が始まる。平日時間規制の看板や、道路情報を伝える看板がある。
【国道標識】
林道と国道を供用している。標識が小さめで真新しい。
【冬季ゲート】
川沿いの緩やかな道から、ゲートをはさんで山岳路に変貌する。
【谷の向こうに】
向こう側の山の中腹に横線が見える。これから行く道だ。
【谷越し】

深い谷を回って、先ほど見てた場所を見る。
奥行きと迫力のある景色のはずが、遠近感がマヒする。
【深い谷】
あらためて谷の深さ、自然の雄大さが分かる。
向こう側の景色は空気のバリアで薄い色に見える。
【平日工事中】
平日は時間規制で工事をしている。通過できるのは2時間で10分だけ。
法面に網を架ける作業?ご苦労様です。

【到着】
トンネル東口に着く。

険しい山道でした。これは冬季や災害で頻繁に通行止めになるのも理解できる。

トンネルにも落盤注意の看板がある。まさかトンネルの中で?

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