HP-TOP 磯採集いろいろ        

  2008年度の磯     (06/09 更新) 6月の磯   (09/18 更新) 久々のご対面  
        (06/20 更新) 6月の磯(後半)   (10/31 更新) 10月の磯に出てみたけれど  
        (07/20 更新) クラカケモンガラ        
        (08/07 更新) 8月の磯        
        (09/04 更新) ニセクロホシフエダイ        

10月の磯に出てみたけれど(10/31)

朝の気温は肌に冷たいが 「日中は秋晴れ!」 という天気予報の某日、磯へ行ってまいりました。

磯へ到着したのが 8:30。朝の気温予報は15℃でやはりTシャツ1枚というわけにはいきません。タイドプールの水温は18℃とこちらのほうが暖かい。

潮はあまり引かないが、陽射し良好!風は無し!と磯採集にはベストの天気です。しかし、どのタイドプールを覗いても魚影は薄く、とりわけ南方系の魚はとっても少ない。しかも、この日は前回と違って新しい魚が流れ着くという「気配」が全く感じられませんでしたので、結局、いつもの半分の2時間ほどで切り上げてしまいました。

さて、11月の大潮ですが、干潮の良い日が見当たりません。また我が家の2つの水槽で白点病が発生しており、沈静化しても新鮮な魚を迎える環境というのがが整っておりません。なので本当に迷っているところであります。


帰り際に駐車場のおじさんから Sawada さんと同じく隼人瓜(はやとうり)を頂きました。料理してみたところ灰汁(あく)が結構強く、塩もみにせよ煮るにせよ灰汁抜きが必要でした。
良い天気
隼人瓜

久々のご対面(9/18)

一般的には3連休の某日、出家している息子と久々に一緒に磯へ行ってきました。

今日の潮位は約40cm、タイドプール派にはほど良い潮加減です。シューノケリングをする息子と最初のタイドプールを覗いていると、網を持ったおじさんが傍らを歩いて行く、そのおじさんを目で追っていくとその先にコチラに向かって手を振る別のおじさんがいる。あれ「誰?・・・」と息子と顔を合わせつつやや間があって、「oh! Sawada さん!」

Sawada さんとは久々のご対面です。しかしっ、一昨日のブログには「最悪!・・・」という身体病状が記載されていたはず・・・。急に回復されたのか?それとも無理をしているのかぃ?・・・(たぶん両方です)。これが直ぐには判らなかった真相です。

でも、当方が想像していたよりは良くみえましたし、本人も元気なので一安心です。少し話をしたあと Sawada さんと左右へ別れました。大事にしてくださいね!あと2ヶ月ほどありますから。

黒潮が離れているので新しい寄り付きはあまり期待できないのですが、それでも当方にとって新しい種類の魚というのはいるものです。

岸辺の海草周りを調べていたら、アミメハギに混じってギマがいました。ギマを眼にするのは初めてなのですが、Syun さんのHPでこの姿形を覚えていたので一目で判りました。ちょっと変わった体型ですね(全長:17mm)

当方が採集したのはこの1匹のみ。 前回より増えた種類としては、ホウライヒメジといったところで他はなし。珍しいことに膨大な数のアイゴが見られました、これまでで初めてです。
ギマ
シューノケリングではタイドプール採集ではほとんどお目にかかれないものを見ることができます。

息子が採集したのは、お馴染のコロダイ、ホンソメワケベラです。別の日にはサザナミヤッコも見られています。
コロダイ サザナミヤッコ

ニセクロホシフエダイ(9/4)

8月後半の磯は風速10mの強風により磯採集の醍醐味を味わえないまま終わってしまったので、待ち遠しくてたまらなかった今度の大潮、弾んだ気持ちで行ってまいりました。

気持ちは弾んでも今日の潮位は60cm、いつも楽しんでいるタイドプールのいくつかは水没していて見れません。で、最近は殆ど足を向けなかった岩場のほうへ行ってみました。先週の豪雨の影響でやや泥まじりのタイドプールが多く、死滅回遊魚向きとは言い難いものです。

それでもコトヒキやオヤビッチャなどのスズメダイ類、メジナ、ボラなどが元気に泳ぎ周っているところもあります。そのうちのひとつにニセクロホシフエダイがいました。

と言っても、最初に見たときは名前などは判りません。「クロホシフエダイか・・・なぁ?・・・」、「しかし、縦縞がうすいなぁ?・・・」と考えつつ網の包囲網をじわりじわりと詰めていくと、行き先を失った相手はクロホシフエダイのように手近の片手大の石の下に潜り込みました。その石の近くに網を置き、手で石ごと押し込むようにすると間単に網に入ってくれたのです。

フエダイ科の本家本元に フエダイ がいるが、泳ぎ方が微妙に違います(感覚的にですが・・・)。フエダイはどちらかというとメジナ風、ニセクロホシフエダイ、クロホシフエダイはどちらかというとシマイサキ風といった感じです。

ニセクロホシフエダイも肉食性で、口に入る小動物なら何でも食べる(日本の海水魚)とある。早めに帰さないと新しく採ってきた魚を一緒に入れられませんね。
ニセクロホシフエダイ クロホシフエダイ
〔 ニセクロホシフエダイ 〕 〔 クロホシフエダイ 〕

当日採集したのはこの1匹のみ。前回より増えた種類としては、ナミノハナ、クロホシフエダイ、シチセンスズメダイといったところでしょうか。チョウチヨウウオ科は1匹も見られていません。コトヒキ、クロサギの数がとても増えております。珍しいところで、カマス(たぶんオニカマスだと思われる)が30匹ほどの小群でいるのが見られました。これ初めてです。


8月の磯(8/7)

8月前半の大潮の磯状況を(職場から) Sawada さんのホームページなどで確認しておりまして、「オッ、急に来ているではないか!」というのが第一印象。そおして、休みになったら行かなくっちゃ!と触発されて行ってまいりました。

晴天の日の採集というのは本当に久しぶりで、陽光の元での魚たちはみんな活き活きと見えます。前回と比べると、確かにオヤビッチャなどのスズメダイ科は沢山いました。他には、チョウチョウウオ、カマス類、ソラスズメダイ、ニザダイ、ゴマモンガラ、マツダイ、ワニグチボラ等が前回より増えている種類です。

小さな流れ藻(というより落ちているゴミに近い)には、マツダイが2匹~3匹ついているのが見られました。全体的には例年と比べると5倍ほど数が多い。表層に浮かんでいる別の流れ藻には、小さな小さなイシダイもついています。 流れ藻につくマツダイ 流れ藻につくマツダイ

チョウチョウウオもオヤビッチャもまだ小粒ではありますが、数日の間に本当にワッと沸いて出てきた感じがします。当方としては新しい種類が欲しかったのですが、残念ながら出会うことができませんでした。


クラカケモンガラ(7/20)

7月前半の大潮は休みと天候が一致せず磯行きは断念。7月後半の大潮、当日の天気予報はこれまでの真夏日が一転して「雨模様」。またか・・・と出発する直前まで迷いましたが、明日からは仕事、数日後は台風の影響が懸念され、結局のところ行かざるをえない状況なのでした。

磯に着いた直後に30分ほど雨に降られましたが、後は薄日が差してまずまずの天気。カゴカキダイやメジナ、クロダイなどは3~4cmほどに成長して数も多いが、オヤビッチャなどの南方系スズメダイ科は極端に少なく、普通は数の多いシマスズメダイは確認できたのが1匹のみ。チョウチョウウオ科は1匹も見られませんでした。

新たに見られた種類はコショウダイやマツダイ、雨が降った後なので水際も濁りがあるが、ゴミに混じって揺れて浮かんでいたのは1cm強の数匹のコショウダイ、プラケースでも掬えます。

    
数匹のマツダイもゴミに混じっているのが確認できたところで、その下にいるのは?おや・・モンガラ?こんな濁りのある場所で?キヘリ・・?と眉を寄せつつ採集してみたら、クラカケモンガラ(全長:37mm)でした。

「日本の海水魚:(山と渓谷社)」に「…濁った水域にも現れる」と記載がありますね、納得です。当方は、モンガラ=岩場というイメージを持っておりましたから。

分布はムラサメモンガラよりちょっとだけ南になるらしいので、当方の採集域では稀な種類となります。独特の彩色となるこのモンガラ、性格さえ良ければ飼ってみようかと思うのですが、モンガラ類はどうしても躊躇してしまいますね。
クラカケモンガラ

6月の磯(後半)(6/20)

( ここに記載の部分は更新作業中に誤って上書きしてしまい、消滅してしまいました。ごめんなさい。バックアップドライブに下段部分だけ残っていたので、それを掲載致しました。)

    
当日は、曇時々晴風弱でまあまあの天気、前回姿がなかった魚たちも見られましたが、まだ普通種が多いですね。場所によっては、カゴカキダイ、クロダイ(右の写真:昨年採集)などは小さい。

南方系のスズメダイ科はシマスズメダイのチビが1匹のみ確認できました。まぁ黒潮が遠い年はこんなものでしょうか。
クロダイ

岩場を移動中にバランスを崩して海中にバシャッと横倒し、岩にぶつけた左足は擦り傷で済んだが、バックの中のデジカメにちょっと海水が浸入して動かなくなってしまいました。格安品なので修理に出すか、新規購入かで悩みます。⇒ 新規購入しましたよ!(7.21)


6月の磯(6/9)

6月前半の大潮、雨の合間に磯へ行ってきました。

朝から雨模様のこの日、現地に着く頃には大雨となってしまった。車の中で遅い朝食をゆっくり摂りながら雨雲の通り過ぎるのを待ちます。雨が止んだのを見計らって磯へ降りてみるが、案の定、陸地に近いタイドプールは濁りが激しくて何も見えない。

海に近いタイドプールは濁りはないものの、殆ど魚がいない状態・・・。いくつかのタイドプールを巡っても、眼を凝らして眺めれども魚はいない・・・いない・・・、途中から採集の気が真に失せてしまって、帰りました。

右の写真は5月後半の大潮のときのキヌバリ。丁度見ごろのサイズであり磯で見かけると美しい。このときはチビチビのカゴカキダイ、タカノハダイ、大量のウミタナゴとチャガラも見られています。

そろそろ出てきても良い頃ですが、南方系の魚(例外有り…)はまだ見あたりませんね。
キヌバリ

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