若気の至り
奥にうっすら見えるのが知床連山。…つまり、知床半島。
遙か向こうまで続く雪原。
10年くらい前、羅臼から知床まで流氷の上を歩いてを渡っていこう!と考え、そして本当に実行した若者たちがいた。
彼らは日中は流氷の上を知床に向かって歩き、夜には流氷の上にテントを張った。
当時、大学生だった彼らは、酒を飲み、それはそれは楽しい一夜を過ごしたようだ。
朝、彼らは目を覚まして驚いた。
岸が遠い!
風や海流の関係(この話しはまたあとで書くのでチェックしてね)で、一夜にして沖に流されてしまったのだ。
当時は、まだ今のようにケータイデンワも普及していなかった。そのままのたれ死んでしまうのかと思いきや、そのパーティの中に1人だけ、アマチュア無線を持っている人がいた。その人が無線仲間に連絡したおかげで、宗谷(海上保安庁の船だ!)が助けに駆けつけて、彼らは九死に一生を得たのだった。
やれやれ。大騒ぎ。
そのチャレンジ精神は認めるけどね…。私もやってみたい気がするもん(笑)。