ハゼの天ぷら

 …やはり、天ぷらには日本酒っすね。酒飲みの血が騒ぐ(笑)!

 と、喜んでいますが、こんな時でもノブはしっかり芋焼酎を抱えてました。右上にちょこっと写っているグラスが、それ。『明治の正中』というさつま白波の特別醸造バージョンを、ロックで飲んでいるのだ。


 さておき。
 肝心の味の方はというと、白身である。
 ハゼはスズキ科の魚なので、汽水域(河口近辺の真水と海水が入り交じっている辺り)に住んでいる割には、海に住む白身の魚の味わいによく似ているのだ。

 骨っぽいごりごりした口当たりが無く、ほくほくとしている。イメージでいうと、きすの天ぷらを上品にしたような感じである。
 2度揚げしているので、骨も全く気にならない。

 夏より、冬の方が大ぶりになるのだけど、それに比例して泥臭さも増してしまうようだ(当社比)。秋口に食べた、やや小振りなハゼはめっぽう美味かった。

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