はじめてのヨーロッパ:ローマ・フィウミチーノ国際空港到着
ローマではじめて乗ったタクシー
JAL409便は12時間30分かけて無事にローマ到着。
イタリア人の人々は着陸した瞬間に拍手をしていました。
故郷に帰って来て嬉しいのでしょう。
混みあう入国審査。
入国審査はあっさりしたもので、パスポートにスタンプも押されず。
ホントは押して欲しかったんだけどなぁ・・・
荷物をターンテーブルから受け取ると、みるみる日本人はいなくなりました。
さあ、ここからは自力でタクシーに乗り、ホテルへ向かいます。
ガイドブックには、白タクに強引に誘われると書いてあったので、
緊張しながら、タクシー乗り場の案内版に従い、空港内を突き進みます。
タクシー乗り場があった。様々な大きさと形のタクシー。
先頭のタクシーはやや小さいが、乗るしかありません。
スーツケースを二つ、なんとか工夫して押し込み、行けそうです。
ローマ・フィウミチーノ国際空港からローマ市内の城壁の中までは、
ローマ市認可タクシーに乗れば一律40ユーロというパンフが
ネットであったので、運転手へ見せてホテルの案内図も見せて
「ボンジョルノ!レッツゴー」と適当に言うとタクシーは発車。
夜の8時を過ぎているのに、まだ少し明るいローマ。
FIATの走行距離26万キロのヨレヨレタクシーは、
高速を時速150kmでかっ飛ばします。タイヤが少々焦げくさい・・・
思わず上海のタクシーを思い出す・・・
このスピードと共に、気になる仕事なんかは完全に消えていきます。
寡黙だった運転手のオジサンが口を開いたのは、
ローマ市内に入る城壁の隙間のピラミッドを過ぎたとき。
「あれがピラミドだ! あれがフォロ・ロマーノだ!」(たぶん)
私は「ほー、すごいねー。」と少し感激して日本語で相槌をうちます。
タクシーの助手席から写真を撮ると徐行してくれたりと
親切に案内してくれながら、ローマの街中を進んでいきます。
あちこちに本物の遺跡があるローマ。
ローマが初めての日本人家族に、運転手さんも自慢のローマを
見せたくてしょうがない!という感じ。
やがて、トレビの泉のすぐ近くのホテル・アカデミアに到着。
案内もあり意外と楽しかったので、チップを少しだけ弾んでやると
スーツケースをロビーの中まで運んでくれて、
「アリガトウ」と日本語でしゃべり、家族全員に握手攻めでした。
陽気な国に来たらしい。
ホテル・アカデミアの部屋は4m程の高い天井。
ベッドも、小さいけれどソファーベッド合わせて4つありました。
バスルームもまずまず。
成田を出てから長ーい1日が終わり、ベッドでバタンキュー。
ローマのど真ん中で、眠りにつきます。