下向き三角


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2003/2/2
 パソコンの画面の説明をお客にするとき、「ツールバー」とか「そこのコンボボックス」などと言っても彼らには宇宙人の言葉に聞こえるようです。「何言ってるわかんねぇ。わかる奴と代われ。」と文句を言われるだけ。以前の会社では当たり前のように使っていて言葉が使えないので説明の時、大変です。直接訪問するならまだいいのですが、電話になると5分で済む内容を30分もかけて説明する羽目になります。それだけ時間をかけてもどれだけ理解したんだか?

 「ダイヤルアップがつながらない」という電話があります。一応つながっているかどうかタスクトレイに接続のアイコンがあればひと目で確認できます。しかし、「タスクトレイ」と言っても「それ何?」と答えが返ってくるのは100%確実なことです。結局「画面の右下の時刻が出ているところの左横にパソコンが二台つながっている絵(アイコンじゃなくて絵ですよ)がありますか。」と言って聞くしかありません。ほうら、これだけで30秒で終わる会話が3分もかかってしまいます。悪いことにネットワークにつながっていたりすると同じアイコンがあったり、Win95でISDNアクセラレータパックが入っていない初期型はパソコンのアイコンではなくモデムの赤緑のランプだったりと・・・こんなことの確認だけで10分。ちなみに私が会社に8時間在席している時の電話時間はおよそ5時間。中身のない会話ですな。

時間がかかったわりにほとんどの場合、原因はどうしようもないことばかり。「あっ、電話線が抜けてた」だの「モデムの電源が入っていなかった」だの。最初に確認しろよ・・・じゃなくてしてください。

ちなみに下向き三角とは・・・「そこの下向き三角のボタンを押すと@@@の一覧が表示されます」という使い方をします。
ここまで読んだ感想は?
上のボタンかな?選択肢は私の心の内面を表しています。(押してもどうにもなりません)