本当に飛び出ている椎間板が神経を圧迫して症状を出しているのか?

椎間板ヘルニアの痛みを起こすメカニズムは、解ってないことが多いのですが、次のような事実があります。(詳しくはこちらを)
●40歳以上で腰痛の経験の全くない人の40%に、MRIなどの画像診断装置で椎間板ヘルニアが見つかった。
→椎間板が飛び出ていても、必ずしも症状にはつながらないということ。
●症状が全く消失したヘルニアの患者さんにおいて、MRIの再検査で依然としてヘルニアが存在する人が多々いること。
→同上
●MRIでヘルニアと診断された人のうち、保存療法(手術や薬物療法によらない)によって、82%に好結果が出た。(ローマ大学医学部、253人のヘルニアの患者を対象。カイロに来られる方の多くは、これで改善しない残り18%の人がほとんどです。カイロでの改善率は18%の方のほとんど{あいまい?}が改善します。
→手術の必要なヘルニアはほとんどない(2〜5%ぐらい?あるいは、それ以下)ということ。
レントゲンを見ただけでは、どんな名医でも椎間板ヘルニアの診断を確定することは出来ません。ですから、レントゲンを見ながら「う〜ん、これはヘルニアだね。」ということはあり得ないのです。