【症状】
● 普通、片側の殿部から下肢に、神経に沿ってビリビリと電気が走るような強烈な痛み、しびれが出ます。
● 感覚障害。皮膚を触られた感覚が弱くなったり、無くなったりします。
● 筋力低下。力が入らない。つま先立ちやかかと歩きができなくなって、つまずいたりしやすくなります。
● 普通、座る姿勢が症状を悪化させます。立っている時も腰が伸びません。ひどくなるとどのような姿勢でも症状が軽くなることはありません。(座っていれば楽という人は他の原因が考えられます。)
【原因】
椎間板の構造や、力学的な観点から見て、「腰を丸めること」が椎間板の後部(背中側)に負担をかけ、そういう姿勢や作業の多い人がヘルニアになる可能性が多くなります。姿勢に気をつけることは大切です。
【治療・予後】
程度、状態により様々ですが、ほとんどの場合、最初の治療から変化が認められ、早いもので10回以内。重症のものでも20回ぐらいで90%以上の方は治癒となります。
また、直接的な治療と同時に、自宅でやっていただくエクササイズの指導をいたします。
病院に行くとMRIを撮って、椎間板ヘルニアを実際に見る事が出来ます。
しかし、無症候性の椎間板ヘルニア(実際にヘルニアがあっても症状のないもの)というものもあり、ヘルニアと以下のような症状の両方があって初めて「椎間板ヘルニア」と診断されるべきです。
身体の柱の役目をしている背骨は、仙骨の上に24個の骨が積み木のように重なってできており、それぞれの間にクッションの役目をする椎間板があります。
この椎間板が飛び出して神経を圧迫している状態が