七不思議というものがある。
これは7つの不思議があるから七不思議というらしい。
では、その代表的なものは何かと言うと例えば…
「人形の髪の毛が伸びる」
「ある特定の時間になると階段が一段増える。」
「額の中にある肖像画の目が光る」
「誰もいない音楽室からピアノの音が聞こえる」
「
足が自転車」
などがあげられる。
このほかにもあるが、そのなかでどうにも納得行かないことがある。
場所によっては七不思議の七つ目に
「七つ目がないことが七不思議の最後の七つ目」
というものが入っているものがある。
七つ目がないことが七つ目…。
七つ目がないこと=七つ目の不思議
とすると、七つ目はあるということに。
と、言うことは七つ目がないことという事実が成立しなくなり七つ目の不思議は存在できなくなる。
存在できなくなったら七つ目が無いということになり七つ目の不思議が存在することになる。
変ではないか?
これを七不思議にした人はひねくれているのか?
多分そうだろう。
片方を立てたらもう片方が立たない。
どうすればよいのだろうか…。
まずは七不思議の七つ目を無理矢理普通のものにするのはどうだろう。
しかしこれの反対意見の代表として2,3あげてみると、
「そうしてないと呪われるから変えたくない。」
「長年の伝統を崩したくない。」
「このほうがかっこいい」
等である。
これに対しての返答は
「呪われろ。」
「気にするな。」
「
足が自転車のほうがよい。」
である。
いや…七つ目が無いから悩むのだ。
七つ目を作ろう。
なにがよいだろうか…。
例えば…
ある場所は必ず火事が起きる。
ある場所は必ず眠くなり、恐ろしい夢を見る。
ある場所は…腹が減る。
ある時…時計が必ずずれている…。
ある時水槽の「ぼこぼこ…」という音が止まる。
ある時ある場所におじいさんとおばあさんが…桃太郎と名づけ…。
等。
いや…よく考えろ…。
別に七つの必要はないのでは…。
七つ目が思い付かなくて七つ目が無いのが七つ目というより、素直に六不思議にしろ。