過去@JPNで流れたF6FBB-BBS, G8BPQ-nodeの設定方法に関連する事項をまとめたものです.
JE4OVN局がFBB@JPNで流したものをJL4NGFがまとめなおしたものです.
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F6FBB Ver5.14配布Diskに TF4/TF8.BINというものが入っています.これは,W8DED(HOST-MODE)ファームウエアーの改良版で,このTF4/TF8.BINのDATAで,TNCのROMを作成することで,FBBをDED-HOSTモードにて運用できます.
このTF4/TF8 が 使えるのは,TNC-2クローン系に限ります.私の実験では,Tasco
TNC20 (OLD Ram32K改), Paccom TINY-2で,良い結果が出ております.
このDED-HOSTと BPQを使ったF6FBB Ver5.14dの各種ファイルのセットアップ方法について,私の実例を紹介します.
---- ソフトウエアー ----
---- ハードウエアー ----
---- RS232C CARD ----
Total 8-Channel Use Slot2 MBBIOSで,COM7に割り当て,JP1FSK-OM作成のBridgeで使用しました. Slot3,4を DED-HOST-Rom搭載のTNCに接続し,MBBIOSにて COM5,6に割り当てました. Slot5,6,7,8は,BPQにて使用しました. ※Slot#とは,ハードウエアー側から見た,COM#(Rs232C番号)のことです. ※COM#とは,アプリケーション側からみた,仮想ポート番号のことです. Slot# IRQ ADDRESS(Hex) COM# Comment(Driver/etc...) 1 4 03F8 1 (Mouse) 2 3 02F8 7 (MBBIOS JP1FSK-OM作成のBridgeに使用) 3 5 02E8 5 (MBBIOS DED-Host用 FBBのTnc# 5) 4 2 02E0 6 (MBBIOS DED-Host用 FBBのTnc# 6) 5 10 3220 (BPQに使用) (ADDRESS設定は,これ以外 6 11 3228 (BPQに使用) も可能) 7 12 4220 (BPQに使用) 8 15 4228 (BPQに使用)
---- CONFIG.SYS ----
DEVICE=C:\QEMM\QEMM386.SYS R:1 RAM ST:M DEVICE=c:\qemm\loadhi.sys /r:2 c:\dos\ramdrive.sys 2048 /e files=30 buffers=1 SHELL=C:\COMMAND.COM C:\ /P E:1024
---- AUTOEXEC.BAT ----
C:\QEMM\LOADHI /R:1 C:\QEMM\BUFFERS=20 C:\QEMM\LOADHI /R:2 C:\PCTOOLS\PC-CACHE /SIZEXP=3072K PATH C:\;C:\DOS;C:\UTY;C:\ISH;C:\ISHREC;C:\VZ;C:\LHA;C:\7PLUS;C:\BUPDATE;C:\BATCH; - C:\PCTOOLS;C:\MASM;d:\fbb\bin PROMPT $p$g MKDIR F:\TMP MKDIR F:\SWAP SET TMP=F:\TMP C:\QEMM\LOADHI /R:2 IMOUSE cd \mb c:\qemm\loadhi /r:1 mbbios mbmode com5:48,n,8,1 mbmode com6:48,n,8,1 mbmode com7:48,n,8,1 cd \node c:\qemm\loadhi /r:2 bpqcode c:\qemm\loadhi /r:2 bpqhtnc2 2 10 8 rem c:\qemm\loadhi /r:2 sysop 9 resident cd \
---- BPQCFG.TXT (BPQ406A) ----
; For Version 4.05f ; (間違えやすい個所のみ掲載) FULL_CTEXT=0 ; SEND CTEXT ONLY TO L2 CONNECTEES TO ALIAS ; ENABLE_LINKED=A ; CONTROLS PROCESSING OF *** LINKED COMMAND ; 仮想TNC COMPORT設定 ; TNCPORT COM=1 ENDPORT ;TNCPORT ; COM=2 ;ENDPORT ; TNCPORT COM=10 ; Bridge ENDPORT TNCPORT COM=11 ENDPORT ;
---- PORT.SYS ----
#Ports TNCs 3 4 # #Com Interface Adress (Hex) Baud 1 2 0 9600 ;2 2 0 9600 5 1 02E8 4800 6 1 02E0 4800 # # 上のADDRESS設定部分は,DED使用時は必ず記入する事 # Address 0では,DEDは動作しない # また,DEDに使用できるIRQ番号は,2、3、4、5、7 # のみである(HIGH_IRQには,何故か対応していない) # # #TNC NbCh Com MultCh Pacln Maxfr NbFwd MxBloc M/P-Fwd Mode Freq 0 0 0 0 0 0 0 0 0/1 ---- File-FWD 1 2 1 0 0 7 1 10 25/30 UQYW BPQ-1 2 1 1 1 0 7 1 10 40/30 UQYW BPQ-2 5 2 5 1 128 4 1 10 45/30 UDYW W8DED-1 6 4 6 1 128 4 1 10 30/30 UDYW W8DED-2 # #TNC Nbs Callsign-SSID Mode #1 2 LA1B-1 B # End of file.
---- Example of INITTNC1.SYS COM1 (BPQ406A) ----
A1 Number of application R0 Returns to node (0=No,1=Yes) UMAIL Unproto MAIL M1 Monitor (0=No,1=YES) N1 Number of first stream (BPQ-1は,必ず "N1")
---- Example of INITTNC2.SYS COM2 (BPQ406A) ----
A1 R0 UMAIL M1 N3 仮想PORT2番目からは,注意!! BPQ-1 で 2チャンネル使っているので,BPQ-2は,"N3"となる. "N?"を 間違えると,各ポートごとのモニターが出来なくなる.
---- INITTNC5.SYS / INITTNC6.SYS (W8DED) ----
C MAIL Z 0 U 0 N 10 T 55 W 20 P 64 F 3 DEDでは,いくつ使用しても,"INITTNCx.SYS"は, M IUS 同じ内容のもので良い!!
---- BALISE1.SYS / BALISE2.SYS / BALISE5.SYS / BALISE6.SYS ----
%30 ! MAIL $d $T $O Atsugi-BBS >>> Msg $N Msg for $Q
---- MAINT1.SYS / MAINT2.SYS (BPQ406A) ----
UR1 CT$W[FBB514-H$$]$W*** Server maintenance Time!! - Pse yry again - ***$W
---- MAINT5.SYS / MAINT6.SYS (W8DED) ----
Y 1 U 1 $W[FBB514-FH$$]$W*** $O under maintenance - best 73 ***$W
---- FORWARD.SYS ----
( ここに掲載したのは,例であり実在とは,多少違います.) # # BPQ Portの例 # A JE1HNA P A R <----- "A"は,TNC Number 1 を指す B JE1HNA F JE1HNA G 11 G JNET1 G JPN G ASIA G AS C C Switch C C 1 JE1HNA-4 S Connect Failure Busy
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# # W8DED Portの例 # A JL1ZKI P E R <---- "E"は,TNC Number 5 を指す B JL1ZKI F JL1ZKI F JF1FGE B JM1OMH F JM1OMH # H *.*10*.J* # H *.*12*.J* G 11 G JNET1 G ASIA G AS C C Switch C C JL1ZKI-2 S Connect Failure Busy
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注意
配布された3個のファイルを解凍して,1.4MBの2HD1枚にまとめます.後は指示に従って作業を進めるだけ.皆さんはAドライブを主に使っていると思いますので,インストーラーの中身のDRIVE指定をBからAに書き換えて作業を行ってください.
途中DISKを入れ替えろと指示されます.「360KBならば・・・」と断わりがありますが,気にせずリターンを叩いてください.最後までくるとINIT.SRV書き換え作業が待っています.自動的にソフトが書き換えてくれます.
予めRBBS起動バッチに「CHEV US /F」を書き加えておくように.(もちろんDOS/Vユーザーに限る) 英語環境でインストーラーは動作を保証します.
いざブートしますと,やたらに少ないFREEエリア・・・.いままで120KBあったのに,70KBまで落ち込みました.OM各局のレポートどうりWP関係の機能が圧迫しているようです.
INIT.SRVは取り敢えずインストーラーに作らせて,その後自分でVZ等を使い調節してください.ここいらがSYSOPの技量の見せ所になるでしょう.コツとしては,書き換えたらQEMM386のOPTIMIZEでCONFIGを細かく調整すること.
素晴らしいインストーラーは,市販品並みの使い易さ.是非皆さんもVERアップしてください.(JM1EMX)
5.15bから5.15cへのUPDATE手順を説明します.
これで完了です.(JK1NZM)
*.bin は makepg
を実行した後は無用の長物なので削除して大丈夫です.(JQ1UKK)
JR8JTY局がFBB@JPNで流したものをJL4NGFがまとめなおしたものです.
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FBB v5.13の時に,FBBIOS.COMを使ってFBBとNEC98の間をクロスケーブルでつなぎ,ファイルの読み書きのテストを行なったことがありました.いままでシリアルからFBBに入るには,もう一つの互換機からBPQを介して入るしか方法がなかった訳ですが,FBBIOS.COMを使用することで,他のシリアル回線を持ったコンピューターからも可能になりました.
モデムポートの設定 (1) APPEL.BATにFBBIOS.COMの設定を行なう. ---- APPEL.BAT ----- cd \bpq bpqcfg c:\user\qemm386\loadhi /r:2 bpqcode rem --- ess 3228/2 4220/5 4228/7 ---- ess 2 3228 2 ess 3 4220 5 ess 4 4228 7 rem --- fbbios COM1, 03F8H, IRQ 4 ---- FBBIOS 5 03F8 4 ----
※ FBBIOS/ess で設定するポート番号はPORT.SYSで指定するポート番号になります. 内蔵ポートやPE−514A等の物理ポートではありません. これでかなり悩みました!
(2) PORT.SYSにモデムの設定を行なう. ---- PORT.SYS -- # PORT.SYS for FBB 5.14d # # --- 5ポート,5TNC(BPQ=1,ホストモード=3,モデム=1) 5 5 #Com Interface Adress (Hex) Baud 1 2 0 9600 2 1 3228 4800 3 1 4220 4800 4 1 4228 4800 5 3 0 9600 #TNC NbCh Com MultCh Pacln Maxfr NbFwd MxBloc M/P-Fwd Mode Freq 0 0 0 0 0 0 0 0 0/1 --- File-FWD 1 1 1 1 128 7 0 30 00/20 BQY Serial 2 2 2 1 128 4 1 30 00/20 BDY 438.70 3 1 3 1 128 4 1 30 00/30 BDY 1293.62 4 1 4 1 128 2 1 20 00/20 BDY 431.02 5 1 5 1 128 7 0 30 00/20 UM MODEM # End of file. ----
(3) 中身のないINITTNCx.SYSを作成する.
(4) FBBをリブートする.
(5) コンソールからFBBに入り,EU コールサイン で以下の設定を行なう. M --> モデムの使用を許可する W xxxx --> パスワード
この5つの設定が終われば,手持ちのコンピューターとの間をクロスケーブルでつなぎ,端末側で通信ソフトを起動してください.FBBからコールサインとパスワードを聞いてきますので,それぞれ入力します.その後は「勝手知る何とやら...」です.
クロスケーブルが必要ですが,市販品の物では動作しませんでしたので,下記の様なケーブルを作成し使用しています.(JH1JYY)
9PIN (25PIN) 9PIN (25PIN) 1 (8) DCD-+---------DTR 4 (20) 2 (3) RXD-|---------TXD 3 (2) 3 (2) TXD-|---------RXD 2 (3) 4 (20) DTR-|-------+-DSR 6 (6) 5 (7) SG--|-------|--SG 5 (7) 6 (6) DSR-+ +-DCD 1 (8) 7 (4) RTS-----------CTS 8 (5) 8 (5) CTS-----------RTS 7 (4)
なおUARTが8250や16540では,19200bpsで文字化けや文字落ちが発生してましたが,お互い16550
にして,発生する率が格段に少なくなってます.
JK1NNT局がBPQ@JPNで流したものをJL4NGFがまとめなおしたものです.
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ODIDRVは,Netware/Netware LiteのODI上で動作するドライバーソフトで,複数のBPQをイーサネットで接続する事が出来ます.
イーサネットカードを持っておられる方も最近ではたくさんおられると思いますので,ぜひ,試してみてください.
イーサネットを使って複数のBPQを接続することのメリットは,複数のBBSを運用しておられるような場合に,それらのBBS間を接続するためにシリアルポートを占有されることがなくなること,そして,もちろん,相互接続リンクのスピードがアップすることです.
ODIDRVを使用するための設定は,下記の4ヶ所です.
(1) BPQCFG.TXT (BPQ) ---- BPQCFG.TXT ---- TNCPORT TYPE=KISS ENDPORT PORT ID=Ethernet TYPE=EXTERNAL INTLEVEL=125 -- この125がODIDRVで指定する値と対応する. (この後,普通のTNCポートと同様の設定を入れた方が良い) ENDPORT ---- (2) NET.CFG (Netware Lite) ---- NET.CFG ---- FRAME=Ethernet_802.3 (*1) FRAME=Ethernet_II (*2) PROTOCOL IPX 0 Ethernet_802.3 (*1) PROTOCOL BPQ 8FF Ethernet_II (*2) ----
(*1)が Netware Lite用,(*2)が BPQ用の指定で,両方を指定する事で,Netware LiteとBPQの共存が可能.
(3) PORT.SYS (FBB) ---- PORT.SYS ---- #Ports TNCs 1 2 (TNC数を1個追加する) #Com Interface Adress (Hex) Baud 8 2 0 9600 (追加分のTNCを ここではCOM=8として登録) #TNC NbCh Com MultCh Pacln Maxfr NbFwd MxBloc M/P-Fwd Mode Freq 1 2 8 0 128 2 1 10 15/30 UQYW 431.44 2 2 8 1 250 7 1 10 10/60 UQYW Ethernet ----
上記に対応させてCOM=8,MultChで既存ポートと区別。性能向上のためPACLENとMAXFRAMEは最大値を設定。
(4) APPEL.BAT (FBB)
BPQCODEをロードする直前に次の1行を入れる.また,実際にAPPEL.BATでFBBを起動する前に,LSL
と ボードドライバー(NE2100.COMとかLGYAT.COMとか)をロードする.
IPXODI,SERVER,CLIENT 等はロードしなくてもFBBは動く.もちろん,これらを動かして,Netware
Liteと共存させることも可能.
---- APPEL.BAT ---- ODIDRV 125 ----
さて,問題の伝送速度ですが,FBBが追い付かないくらいの速さです.実際にフォワードをしているところを見ていると,フォワードを受ける側のマシンからRNR(Recieve
Not Ready)が出ています.
受信した情報を画面に表示する処理が追い付かないためにRNRを出して,次の情報送出を待ってもらっているわけです.
ここまで早い必要があるか,という話はありますが,BBS間の接続のためにシリアルポートを取られることがなくなる点は大きな魅力ではないでしょうか.また,BBSマシンの中をNetware
Lite経由でアクセス出来るようにすれば,システムファイル類などの保守をBBS動作中に行っておくことも出来ます.
以下の内容はJE4OVN・JE1OKH局のBULにJM1EMX局が注釈を加えたものに,更にJK1NZMが今回の改造例を追加したものです.先ずは以下をお読みください.
<改造手順>
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(1) IRQ3をパターンカット: ボードエッジコネクターB25に接続されているパターンをカットする.
※この「B25」というのはバスに差し込むエッジ(金メッキされている)のことで,基盤に向かって,表がA面,裏がB面となります.B25は裏の25番目と言うことです.大抵番号が振ってあります.(JM1EMX)
(2) IC−U19(HDLS125A)の上にHDLS125A (TC74HC125P) をのせて, ピン1、2、4、5、7、9、10、12、13、14をそれぞれ半田づけします.
(3) 増設したICの余っているピンを使いたいIRQに接続!
(今回の接続状態) Pin 3 --- D3 (IRQ-10) -- COM3 6 --- B23 (IRQ-5) -- COM4 8 --- D4 (IRQ-11) -- COM6 11 --- D5 (IRQ-12) -- COM7
※IRQがどこに対応しているのか,下記に示します.(TNX JA0BXP)
Bus IRQ B4 9 B6 2 B21 7 B22 6 B23 5 B24 4 B25 3 D3 10 D4 11 D5 12 D6 15 D7 14D3とかD7というのは,ATバス(16ビット)のことです.普段はXTバス(8ビット)基盤でPA514Aは販売されていますから,B4とかB25で事は済んでしまいます.BもDも裏の面ですね.
二桁IRQを使う場合は,ジャンクなどの使わないATバスを探してきて,そこにICから希望するIRQに配線します.その際,同一のスロットルに刺さなくても結構です.MB(マザーボード)から見れば,どこのスロットルから配線されていても,IRQは同一に認識します.
バスに半田付けをする際には,なるべくボード寄りに最低限の半田を盛ってください.でないとMBにボードがガッチリ刺さらなくなります.(JM1EMX)
(4) (PE514Aの)S1,2,3をOFF,ON,ON(COM3,4,5,6として使うとき)
(5) JP1 を外す
(6) BPQCFG.TXT,あるいはESS.COM等でアドレスとIRQをセットする.
(今回の例)
PIN 3 -- IRQ 10 ,COM3 ,ADRESS 3220 11 -- 5 , 4 , 3228 6 -- 11 , 5 , 4220 8 -- 12 , 6 , 4228* アドレス,IRQは各自のシステムで使用の無いところを選んでください.
IRQ2,7も使えますが,2はマウス,7はプリンタとして使う事が多いようです.
またムゲン等や古いAT等ではHDDのインターフェースにST−506を使われているので,IRQ5は使えません.ムゲンではIRQ4、3、2、7位が無難でしょう.
また10以上はAT以降でないと使えません.
引用 JE4OVN PE514A.DOC
JE1OKH 奥谷
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以上です.
ここで問題となるのがPCで既に使用されているIRQやアドレスを重複して使用しようとした場合です.PCの取説と比較して,IRQ等がバッティングしていないか確かめてください.もしもバッティングが有れば,ICからMBへ出したコードを接続し直す必要が有ります.
多分,配線ミスは無いとは思うのですが,もし有ったら,「Gomen!!」(JK1NZM)
PA514はCOM7,COM8も設定可能です.PA514を2枚使うと8ポート運用可能です.(JK1NZM)
(C) 1995 PCN, Special Thanks to JE4OVN, JR8JTY,
JK1NNT, JE1OKH.
Last revised 28-Dec-1997