「人生に変化はつきものだ。我々を取り巻く環境、習慣、行動の仕方、考え方、信仰、礼
儀作法あらゆることが変化している・・」アメリカ人のジョージ・シンが言っているよう
に、我々を取り巻く環境、又我々自身も絶えず変化している。その中で日々の生活を活力
のある物にしようと考える時、マチス・セザンヌ・ピカソ・デュフィ・モジリアニ等の作
品はいつも私に勇気を与えてくれる。いつもは、画集か複製で接しているが、帰国のため
パリに行った時 は必ずオルセーやルーブル美術館に立ち寄って彼等の絵に挨拶している。
これまで、絵を始 めてずっと好きなのがセザンヌだった。彼の故郷を訪れたいと言うのが
プロヴァンスにこだわった大きな要因とも言える。その自然の中で私は色々恩恵を受け、
今日まで来た。「ほら、自然を見てご覧、もっと楽に君が表現出来るよ」ポール・フラッ
シェの言葉も刺激的だった。それからの私は翼を得たイカルスの如く、大空を飛び回って
いる。そして、感動の共有が人生のモットーになった。