「ここが、今夏オリンピックが行われるスタジアムです・・」発展著しい韓国の象徴、キ
ム君は、誇らしげに説明を始めた。5万人収容の近代的なスタジアム、オリンピックの歓
声が、今にも聞こえて来そうな雰囲気だった。次は、白川を渡ってソウル市内に行きます
。「ここが国立博物館です。植民地時代日本の領事館でした」東京の国会議事堂を模して
日本軍が建設したそうだ。ここにも第二次世界大戦の痕跡があった。場所的にも、以前あ
った建物との間に強引に建設した様な不自然さがあった。地元民には、尚更目障りだった
の だろう数年後取り壊してさら地に戻した。「社長さん、お願いがあります・・」キム君
が 例の語りで 、法外なガイド料金の追加を要求して来た。「そんな話しは聞いてなかった
よ 」私としても、韓国で知る初めての人間だし、今後福岡の自宅にも招待して交流を深め
た いと考えていたが、縁がなかったと諦めガイド契約を断わり、自力で観光を続行するこ
とにした。