
(38) プロヴァンスの展覧会
「ハロー、ユ・ア・ウェルカム」「カム・イン」展覧会を開いた時は、積極的に声を出すよ
うにしている。ギャラリーは、アトリエ・ドゥ・セグレのロビーを使うことが多い。ゴッホ
がよく描いたプロヴァンス風の椅子や単純な木製のテーブルが気取ってなくていい。その上
にワインも用意して時々振る舞う。「どこから来ましたか」「ベルギー」「楽しくていいね」
「ありがとう」3分の1がフランス人後は外国人だ。ヨーロッパは、国が多いので一見した
位では、何人か予測がつかない。「絵を描いてるの」「イエス」「ノウ、彫刻をやってます」
様々だ。英語を使うことが多い。「ハウ・マッチ」気に入った絵があると値段を聞く。日本
と違って絵の価格は、一覧表にしてテーブルの上にさりげなく置いている。流儀は、郷に従
えでヨーロッパ流。一時の出合いだが大切にしたい。芳名帳にメッセージやサインを書いて
もらう。今は、Eーメイルもあるので日本からお礼のメイルを送ることもある。「メクシー」
(39)絵のはなし 3