旅にでるぞ〜!
沖縄には以前、西表島に3泊4日でダイビングに行ったことがあるだけ、
その時も一人旅でした。
始めて一人旅をした時、寂しいかな?などと不安でしたが、
泊まった宿で相部屋になった方がよかったのでとても楽しくて、
たくさんの友達もできました。これ以来、
一人で旅する方が楽になってしまいました。
グループで行くのも楽しいけど、日程が合わなかったり、
気をつかったりと面倒なことも確か。


 今回は以前から一度、八重山を回りたいと思っていたのですが、会社員ゆえ休みはそう長くとれないので諦めていました。そして、ダイビングを通して仲の良かった友達が春先、1人は座間味島へ、もう1人は渡嘉敷島のダイビングスタッフとして北海道を離れることに、2人とも、仕事を辞めての転職です。そんなこともあり、2人の所にも遊びに行くという課題ができました。そんな矢先、会社の内部でちょっとゴタゴタがあり、そのままそこで、仕事をしていく事に疑問を持つようになりました。会社移ろうかな〜と思ったのと、それじゃその間に沖縄に行こう!と考えたのが始まりでした。

 沖縄は梅雨明け後が一番と聞いていたので6月中旬ごろに行くことに決め、それまでお金もためなきゃいけないので、ぎりぎりまで会社に行きました。1ヶ月前に会社に退職願をだして、辞める理由は沖縄に行くからというと、何故かみんな納得してしまい、気をつけてなどと送別会まで開いてもらいました。(1ヶ月で帰るとは言ってません)
それまでに用意や家のことなどバタバタと過ぎていきました。

 今回の旅の事を最初にダンナさんに聞いたら「行ってもいい」と許しが出た(本当に行くと思わなかったのかも)ので決行してしまいダンナさんには感謝!です。一緒に行ければ良いのですが、ダンナさんはダイビングもしないし、あんまり旅とか好きじゃないらしい。

 今回は予算の関係で殆どスノーケリングをすることに。ダイビングは石垣島の川平と慶良間のみ。ダイビング機材やカメラのハウジングなどは先に潜る予定の所に送ってしまい、3点セットとカメラをもって旅に出ました。


1日目 石垣島/白保
いざ、梅雨明けの石垣島へ〜
千歳空港をAM10:00の羽田行きに乗り込み私の旅が始まりました。
羽田で乗換え、PM4:30頃石垣空港に到着。降りたとたんにムッとした南国の空気の中、あれ〜こんなに空港小さかったかな〜?が最初の感想。荷物を取って、タクシーで今日泊まる宿へ。途中タクシーのおじちゃんがボソボソとマングローブのことや天気のことなど教えてくれ、今日梅雨が明けたらしいことを聞く。(ラッキー)15分ほどで今日泊まる「民宿白保」に着きました。白保に行くからと事前に椎名誠さん監督の「うみそらさんごのいいつたえ」を見ていたのですが、凄く田舎なイメージだったけど建物も沢山あってちょっとあの映画の感じとは違いました。(これを言うと、きっと北海道に来た方も同じ感じなんでしょうね…)
自然の石を積み上げた白保の船着き場
石垣に囲まれた道をのんびり歩いて白保の海を見に行きました。歩いて3分ぐらいでしょうか。映画に出ていた船着き場がそのままそこにありました。海はそんなにキレイではなかったのですが、気持いい風が吹いていました。
東屋に集うおじい達
東屋で呼んでいる人達がいました。女の子もいたので、誘われるまま一緒にビールを頂き、聞くと地元のおじさんたちが集い飲んでいました。女の子は関西から一人で来て、やはり誘われるまま飲んで居たようです。食事の時間になったので先に帰ることにしたのですが、宿のおじさんにあそこは危ないからだめだといわれました。あの子は大丈夫なのでしょうか?
豪勢な夕食に感激!
この「民宿白保」の食事がまた凄くて、伊勢エビまでついてるし、味もおいしいしボリュームも満点で食べきれないほどでした。この日は私の他におじさんとおばちゃんの3人組しかいなかったので、ちょっとさみしい夕食でしたが、そのあとヘルパーのお兄さんと話がはずんで色々教えてもらえたのでした。

2日目 石垣島/白保

サンゴ巡りツアー
今日は朝から宿のおじさんの船でサンゴ見学ツアーに行くことに。
一緒に泊まっている3人組と私の4人で船にのって3ケ所ほど周り色んなサンゴを見せてもらいました。干潮だったので、船で行けるとこまで行き、そこからスノーケリングです。約2年ぶりのスノーケリングなのでちょっとキンチョーしつつ、泳ぎ出した瞬間からキレイなサンゴが目に入ってきて、フィンで蹴らないように注意しながら進みました。最初は“ハナサンゴ”薄いヒラヒラのキャベツのようなサンゴです。フィンがちょっとぶつかっただけでも崩れそうな(現に崩れていた)サンゴでとてもキレイなんです。(興味のある人は、中村征夫さんの写真集「白保」又は、図鑑等を参照にして下さい。)そして“アオサンゴ”“ハマサンゴ”と他では見られないほどのサンゴに囲まれたスノーケリングになったのです。このサンゴ見学ツアーは本当にオススメです。2〜3時間もあれば行けるので近くまで行かれた方はチャレンジしてみて下さい。
初体験の八重山そば&?な果実
お昼でも食べようと近くの食堂へ行く途中、近所に住む宮じぃ(63才位のカワイイおじいちゃん)が手招きするので、?と思い寄ってみると、突然民家の庭から果実をもぎ取って「これ食べなさい」などと言うじゃありませんか!出されたものを無下に断れず、頂くことに…うーんシブイぞ!もう少し熟すとおいしいかな?と、思いつつ「おいしい?」と聞かれ「ハイ」と答えてしまう私…。そのまま宮じぃオススメの食堂で一緒に八重山そばを食べたのですが、ここで始めて食べたソバがとってもおいしくって大好きに。しかも中ぐらいで、350円位だった。宮じぃありがとう!
大きなクモにビックリ!
散歩途中でとっても大きな蜘蛛を発見!10cm位はあったと思います。北海道でこんなデカイ蜘蛛は見たごとがなかったので早速写真を撮りました。そこに宿のおじさんが通りかかり、蜘蛛なんか撮って〜と笑われてしまいました。
もちまきに参加。
ヘルパーさんが「これから宿の向いの家で建前をやるから」と呼びに来てくれました。行ってみるとまだ準備中で、屋根に弓矢のようなお飾りを取り付けていました。この弓矢型には男型と女型があるらしくなかなか不思議なもので、約1時間ほどしてからやっと“もちまき”です。近所の方と一緒になって3個のおモチを拾いました。おモチと一緒にお金が入っていて、350円GET。おモチもあんこ入りでおいしかった。(ウチの方では最近“もちまき”をする家もあんまり見かけなくなっていたので、とても懐かしかった)
琉染工芸館への遠い道のり
ヘルパーさんが近くに“琉染工芸館”があることを教えてくれ、行ってみることに、しかし、近いと聞いたけど暑い日差しの中、看板がわかりにくくて、方向オンチの私はかなり不安に…。結構歩いてやっと到着。ここで、サンゴ染めの実演もしているようでしたが、私が行った時は誰もいなくてお姉さんが一人、庭掃除をしていました。サンゴ染めや木の葉染めのTシャツなどのお土産も売っており、キレイでしたよ。ここの庭の細い水路にコイがいたのですが、一緒にウミガメ?もいてちょっとカワイソーでした。
暑いときはスノーケリング
夕方になっても暑かったので船着き場の辺りでスノーケリング。かなり濁っていたけど、ヘコアユの幼魚なんかも見れたし、泳いだらスッキリして、暑いときはこれですね。
一人きりの夕食が…
夕食はまたスゴイ量でジーマミ豆腐なんかも付いておいしかったけど、今日のお客は私一人。ちょっと寂しい夕食でしたが、裏で飲んでいる宿の方に誘われ裏庭へ。近所の方達と一緒に飲んで途中から、ここに泊まって白保のサンゴを研究している東大生の方なども交え寝るまで喋り続けたのでした。

 

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