<ポイント>
小川町駅(東武東上線、JR八高線)から白石車庫行きの東武バスに乗り、落合バス停で
今回は下車しスタートです。この先の打出バス停の方が近いのでどちらでもお好きな方で。
バスの本数が少ないので、事前に運行時間を確認してください。
バス停から少し歩くと途中にトイレがありますので、御用の方はこちらで。その先を進むと
二本木峠の入口である打出につきますので、林道を横切り、ここから登り始めます。
整備された登山道を標識にしたがってなだらかに登って行きます。段々畑があり、なにか
懐かしい日本の山村を感じさせてくれます。
二本木峠周辺はツツジが多く、5月頃には見頃を迎え、木立の緑の中にツツジの鮮やか
な色が映えます。
登りつき廃屋のある少し開けた所が二本木峠です。峠から北に二本木峠キャンプ場の脇
を通り、愛宕山を経てのなだらかな道をすすみます。
少し歩くと東屋のある皇鈴山(679m)です。ここからは秩父方面の展望が良い。
皇鈴山から緩やかに稜線上を登って行くと途中分岐になり、右に登谷山山頂方面へ。
眼下に関東平野が広がる登谷山(668m)山頂です。
秩父の山では、山頂からは遠くの山を遠望する事がほとんどですが、ここ登谷山の場合
には関東平野の眺望が素晴らしく、昼間でなく夜景を楽しむ方にも人気です。
また、星の観測にも人気があり、アマチュア天文観測所が多数あります。
山頂付近にある高原牧場「登谷牧場」には、牛の他にも羊、やぎなどがたくさん飼われて
おり、さながら小さな動物園です。ここのお勧めは、新鮮な牛乳とソフトクリーム。
牧場の定番商品ですが、やはり濃厚で味わい豊かです。
山頂からは下りになり、釜伏峠に進みます。
釜伏峠は釜伏山の南の鞍部で、釜伏山の由来は山容が釜を伏せたような形であるため
ですが、伝説では粥新田峠で粥を煮たダイダラボッチがその釜を伏せたところと云われる。
二本木峠はお箸を二本指したので、その名ができたようです。
峠から寄居駅へと下って行きますが、時間があるようでしたら、釜伏山と日本100名水の
日本水(ヤマトミズ)に寄り道してみては如何ですか。
日本水は数10メートルの岩壁の下から水がこんこんと湧き出していて、ここを通りかかった
日本武尊が喉の渇きを覚え岩肌に剣を振るうと、この泉が湧きだしたとの伝説があります。
釜伏峠から梅林がきれいな秩父往還の釜伏の関所跡を過ぎ、中間緑地公園へと進んで
行きます。途中、分岐があり左に進むと風布地区に着きますが、ここはミカンのできる北限
と言われております。
折原の集落を過ぎて常光院前を右に進んで行きます。
鉢形城址そばの斜面には春先(3月中旬頃)にはカタクリの花が咲き乱れ、撮影スポットに
もなっております。
鉢形城址からは鐘撞堂山が正面に見え、戦国の世には敵の襲来を鐘を撞き、鉢形城に知
らせたと言われております。
ここから寄居駅までは10分程度です。
<問合せ先>
東武バス小川町出張所 0493-72-0076
↓東武バスのサイト
http://www.tobu.co.jp/bus/
小川町商工観光課 0493-72-1221
↓小川町のサイト:観光案内のページにハイキングコースの紹介あり
http://www.town.ogawa.saitama.jp/
寄居町商工観光課 0485-81-2121
↓寄居町のサイト:ハイキングコース、七福神めぐりなど
http://www.town.yorii.saitama.jp/
*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。 |