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群馬 尼ガ禿山・迦葉山
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号平16総使、第597号)」 地図作成に関しましてはDAN杉本様のカシミール3Dを使用させて頂きました。

@ちょっと山まで <尼ガ禿山 1466m、迦葉山 1322m>

<場  所> 群馬県沼田市
<所要時間> 約5時間20分
<レ ベ ル> 体力☆☆ 技術☆ (5段階の☆評価 易☆⇒難☆☆☆☆☆)
<地  図> 25000分の1: 藤原湖、後閑

JR上越線沼田駅(タクシー 0:50)⇒センターハウス(0:10)⇒自然環境
センター(0:40)⇒トンネル入口(0:20)⇒第5鉄塔(0:50)⇒尼ガ禿山
(1:10)⇒白樺湿原(0:35)⇒迦葉山(0:30)⇒和尚岩(0:25)⇒弥勒
寺(0:40)⇒迦葉山バス停(バス 0:40)⇒JR沼田駅

スキー場としての知名度が高い玉原高原(たんばらこうげん)ですが、湿原
やブナの森に囲まれたハイキングコースも整備されています。今回はその北
西に位置する尼ガ禿山から迦葉山までのコースをたどることにしましょう。
残念ながら行きはバスの便がないため、マイカーがタクシーを利用すること
になります。

JR沼田駅からタクシーに乗り、玉原センターハウスで下車します。車止めの
ゲートがあるので、マイカーを利用した場合もここでストップです。鬱蒼と
した樹林帯の中の舗装された道を玉原湿原に向かいます。途中に「ブナの涌
き水」があるので、喉を潤していきましょう。

丸太造りの自然環境センターから右に入り、木道を進むと玉原湿原に出ます。
玉原湿原は「小尾瀬」とも呼ばれる場所で、90種類ほどの湿生植物が生息し、
春から夏にかけてハイカーの目を楽しませてくれます。入り口で左右に道が
分かれますが、どちらを進んでも時間的に差はなく、半周して合流します。
やがて雑木林へと変わり、「ブナ平」方面への道を分けて直進すると玉原越
えの峠に出ます。林道を左に進み、T字路を右に折れてゆるやかに登っていく
玉原トンネルに到着です。

登山道はトンネルの入口手前を左に降りていきます。小さな沢を渡り、キノ
コルートと呼ばれる坂道を登ると、「朝日の森」からの道を併せます。ここ
からはひと登りで第5鉄塔の広場です。見晴しは良くありませんが、伐採され
た明るい広場なので休憩するのに調度良いところです。さらにブナ林の中の
尾根とカエデルートを登り、迦葉山への分岐を過ぎ頂上はもうすぐです。

尼ガ禿山の山頂は狭いながらも三等三角点があり、眼下には玉原湖、また玉
原高原の東に聳える上州武尊山が大きくみえるほか、赤城山、榛名山などの
山々が広がるなど、展望の良い場所です。谷川岳方面は樹林に隠れています
が、白毛門、朝日岳が樹間から見渡せます。

尼ガ禿山の山頂から先ほどの分岐まで戻り、迦葉山へと向かいます。ここか
ら先は通る人も少なくなり、静かな山歩きを楽しめます。ゆるやかな道を下
り、玉原湖への道を分けて、「笹かぶりの道」を進みます。小さなアップダ
ウンが続く道を進むと、ブナの大木が立ち並ぶ「秋山平」に出ます。そこか
らさらに笹に覆われた道を進むと「白樺湿原」です。ここから見上げると迦
葉山までの道のりは急登でちょっとしんどそうですが、樹林帯の中の静けさ
を味わいながら、ゆっくりのんびりと登りましょう。

迦葉山からの展望を楽しんだら下山です。始めはゆるやかな下りですが、
「御嶽山大神」の石碑からは岩混じりの急坂になります。足許に気をつけな
がら降りると、「和尚岩」と呼ばれる大岩の裏側に出ます。右から巻いて下
る道もありますが、せっかくですから、鎖をつたって狭い岩穴を通り抜ける
胎内くぐり」のスリルを味わいましょう。岩峰下から急坂を下れば、日本
一の巨大な天狗の面が安置されている弥勒寺です。弥勒寺からは参道を下り
ます。ここまでくればもう下界です。迦葉山バス停までは40分ほどの行程で
す。ほぼ1時間に一本の割合で、沼田駅行きの関越交通バスが運行していま
す。

@玉原湖
1981年に完成した玉原ダムの人造湖です。電力消費量の多い昼間に上流から
大量の水を流して発電量を増やすために、深夜に玉原発電所の発電機を利用
して下流の貯水池からくみ上げた水を貯める(揚水式発電)役割を担ってい
ます。下池は水上町にある藤原湖で、落差は518mです。玉原湖周辺にはスキー
場やキャンプ場などが整備され、自然豊かなスポーツリゾートになっていま
す。

@迦葉山龍華院弥勒寺
開山は848年で、天台宗比叡山座主の慈覚大師が第一世とされています。その
後、曹洞宗に改宗され、徳川将軍家の祈願所となった由緒あるお寺です。中
峰堂には日本一の大天狗のお面が安置されています。顔の丈は5.5m、鼻の長
さは2.7mという巨大なものです。また、夏には「仏法僧(ぶっぽうそう)」
という鳥の鳴声が聞かれることでも知られています。

<問合せ先>
沼田市役所  0278-23-2111
http://www.city.numata.gunma.jp/

関越交通バス 0278-23-1111
http://www.kan-etsu.net/

*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。
天神平⇒熊穴沢避難小屋⇒谷川岳<トマノ耳>⇒熊穴沢避難小屋⇒天神平コースへ 土合橋バス停⇒尾根取付⇒松ノ木沢ノ頭⇒白毛門⇒松ノ木沢ノ頭⇒尾根取付⇒JR土合駅コースヘ 関越交通のサイトへ 沼田市のサイト⇒玉原の紹介ページ 関越交通のサイトへ

 

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