<軽アイゼン>
軽アイゼンは一般に4〜6本爪のアイゼンをさします。価格は秀山荘で¥1000〜¥6000位です。東京近郊の低山(奥多摩、秩父などの)でも、雪が残っていたり、凍っていたりして危険なものです。4本爪は小さいので携帯には苦にならないので、保険ではないのですが、転ばぬ先の杖としてお持ちになる事をお勧めします。
しかしアイゼンを過信してはいけません。例えば4本爪のアイゼンは土踏まずの所に装着しますので、爪先・踵の部分には爪がありません。通常歩く時に踵から爪先に加重していきますが、爪の無い部分は引っかかりが無いので滑ってしまいます。必ず、歩く際はソールを地面と平行に下ろしアイゼンを効かせる様に気を付けてください。
6本爪は接地面が4本爪に比べ広いので、より歩き易くなります。
<スノーシャット>
冬の時期、アイゼンを装着し歩いていると、アイゼンの爪と爪の間、特に土踏まずの部分に雪が入りダンゴになり、アイゼンが効かなくなり歩きにくくなることがあります。
これは湿った雪がアイゼンの隙間に付き、歩いていくに従って、雪だるまの様に大きくなってきます。これを防ぐ為のプレートがスノーシャット(スノープレート、アンチスノー)と呼ばれる物です。
これは、アイゼンの爪と爪の間の隙間をプレートを付ける事により隙間を無くし、雪が付くのを抑えてくれます。
アイゼンによって形状が異なるので、アイゼンを購入する際に、一緒にお求め下さい。
昔のアイゼンで専用の物が無ければ、自作キットか、ホームセンターでプラスチック板を購入し作ってみては如何ですか。
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