4時に朝食で、4時半出発。離陸時間7時の2時間前の5時までに空港に行くためである。砂漠を見学した日より早い。こんなに早いので、徹夜した人も多かったみたい。時差の調整もあるし、その意味でも都合が良いのだ。飛行場で、現地ガイドはじめ、運ちゃん達ともお別れ。有志のおじさんが、お礼を渡す。昨日のバスの中で集めてまわっていたのだった。
飛行場に着いたのは早かったのだが、待ち時間がながく、手持ちぶさた。
30分ほどおくれて、7時半に離陸。モロッコを離れるという感慨があまりない。寝不足のせいか。それとも。
アムステルダムには、12時前に到着。来るときとは違い、乗り継ぎの接続が良く、成田行きの飛行機は、2時過ぎに離陸。
成田に到着したのは、翌日の朝9時。ぐっすり眠るつもりだったが、ほとんど眠れなかった。
あとがき
今回の旅行記だけを見ると、とても40人のツアーで旅行したという感じがあまりしない。もちろん、ツアーの人達ともいろいろとあって、それこそ「海外ツアーにおける日本人の行動」と題して、長々と書くことはできるのだが(書くわけないけど)。それじゃ、いったいモロッコって何だったんだということになるので、できるだけ、ツアーの人と何があったとかいうことは書かなかったつもり。
個人が人やものに接する時間というのは限りがあるわけだから、ツアーの人といろいろやってたら、現地に触れる時間は少なくなる。当たり前である。その当たり前を確認しにいったようなものだった。なにか、鮮度にかけるというか、移動距離も長かったせいもあるけど、その場にいた感覚を思い出すような記憶が少ない。実際、詳細を忘れてしまって、抜け落ちてしまったことも今回は多いように思う。その反面、写真は多いのだけど。もちろん、モロッコがつまらないというわけでは決してない。
便利さ、安全さ、快適さ、こういうものが増せば増すほど、感性が落ちていき、判断力、行動力も落ちていく。しんどい旅もたまにはしないと。
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