1999年10月の猫時間通信


●99.10.07 -- 新型iMac、MacOS9

Apple Special Eventsなるものがあって、 新しいiMacが出たんだそうな。今度は3機種 あって、安い機種、DigitalVideoを扱いやすく した普及機種、少し高くて高級感のある機種、 というラインナップ化したそうな。
早速日本でも今日、記者会見が(多分今ごろも) 行なわれているはず。なんでも、値段は 118,000円、148,000円、178,000円と、3万円 刻みで、10/16にiBookと一緒に出荷されるとか。

昨日、価格を間違えて書いていました。 すみませんでした。

次々と、Macのラインナップが更新されていきます ね。忙しいことです。ちょっと頻繁過ぎて、 目が回ってきますわ。
消費者って、普通は1度買うと、3年くらいは 平気で使う人が多いと思うんですよね。そういう 一般消費者層(consumer machineといっている わけだから)に向けて、マシンを出すわけだから、 1年に1度のマイナーチェンジ、2年に1度の メジャーチェンジくらいで、車の倍の速度で モデルが変わる、くらいのほうがわかりやすいと 思うんですがね・・・
ただ、ファンがなくなって、静粛性が上がった というのは、大歓迎。これは前々からこうなって ほしいと思っていたことだったので。(MacPlus は静かだったもんなぁ。)

たぶん、ごくごく普通の、Webブラウジングと e-mailがやれるならオッケーという人々は、 今までのiMacでもじゅうぶん。
問題は、今度加わった新系列のiMac DVでしょう。 Digital Videoのために、FireWireをくっつけた のはいいけど、こういうのをやらせると、 やっぱりSONYのデスクトップVAIOのほうが すごいことになりはしないでしょうか?
だって、あちらはWebのテレビガイドと連動して 録画予約までできてしまう。

Appleが提示した「1台のパーソナルコンピューター で、様々な処理を、センスよく優雅にやりましょう」 というヴィジョンは、意外にも「わかりやすい ソリューションをセットで提供してくれなけりゃ、 やっぱりやらない」という点で、SONYや松下などの 家電メーカーの作るパソコンに後塵を拝している 状態に見えます。
こっからが、S.Jobsの腕の見せ所のように思うんですがね。


さて、MacOS9も出荷されます。
こちらは、OS-9を出しているMicrowareと今、 名前の使用で争ってますね。OS-9は由緒正しい OSだし、Macの場合は「MacOS9」と呼ぶだろう から、混同することはないだろうけど、これまで OS-9を作ってきた側は、確かに不愉快かも。 だって、PowerPC版もあるんだから。

閑話休題、今度のバージョンアップは、すごく 目新しい機能が満載されているというよりも、 MacOS8以来続いている、MacOSの機能の再整理と、 インターネット機能との統合、という方向みたい ですね。
MacOS Xがやってくる前に、できる整理はやって おこうというところかな。うまく仕上がって、 安定度がより増しているといいんですが。 私には、こちらのほうが楽しみです。


●99.10.01 -- 近所の子猫

9月は忙しくて更新ができなかったけど、 台湾の大地震やら、東海村の臨界事故やら、 いろいろあった月でした。少し落ち着いてきて、 希望に満ちたことが起きますように。

最近、近所に子猫が増えてきました。
私は猫に餌はやりません。自分の家できちんと 買って責任をとれるわけでもないし、 外猫を餌で手懐けるのもいろいろ問題が 起きる(臭いとか、本来アパートはペットは だめだとか、ゴミを漁られて不衛生だとか) し、それ以上に人間との諍いが多いのは猫にも ストレスになるはずだし。 たまに会う猫に、警戒心を抱かせないように 振舞うくらいです。
そうはいっても、やっぱりちんまり と小さな子猫が、一人前にちょこまか目の前を 動いていくのは、かわいいですわ。 生まれて2週間くらいかな。 ぜんまい仕掛けみたいにカタカタ動くんだ、これが。
猫って、人に見つめられると時々、地面に ぺたっと座り込むことがあるけど、これくらい の子猫時代からやるんですね。先に行った 親猫が、子猫の様子とこちらの様子を 交互にうかがっている。なんかあったら、 威嚇するつもりなんですね。そんなこと、 しないよ。
それにしても、子猫はまったくおかまいなし。 なんだか座ったまま「にゃー」とか鳴いてるし。 子供が人懐こいのは、人間と似てますね。
もちろん、餌もあげませんでした。 やがて、他の人が通りかかって、親子ともども 逃げていきました。

のどかな日向で寛ぐ猫達の動きは、見てると こちらも和やかな気分になります。でも、 彼らは人間とのうまい共存方法がないままに あちこち動き回っているのも、たくさんいる んだよな。
そんなことを思うと、少し物悲しくなります。 もちろん、そう感じたところで、何の解決にも なりはしないのですが。



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