ナスカの地上絵



 われわれはイカからセスナ機で往復し、上空からの見学のみでした。イカの小さな飛行場(ロープウエイの駅くらいの大きさ) で3人から5人くらいずつ乗りますので、順番が回ってくるまで、空港で待機します。卓球があったり、コインを投げて穴に入 れるゲームがあったり、ビデオを上映していたりするので、あまり退屈はしません。地図や土産物も売っていますし、 ドリンクスタンドもあります。


 順番が来て、飛行機に乗り込みいよいよ離陸。あまり揺れませんが、エンジン音がうるさく会話はほとんどできません。 約20分くらいで地上絵の上空に到着。パイロットがガイドも兼ねていて、「ツリー」とか「モンキー」とか叫びながら、 絵の上をぐるぐる旋回します。左右の窓から見えるように、ちゃんと右と左に1回ずつ旋回してくれるのですが、おかげで乗り物 に弱い人は3つめくらいで青くなってしまったようです。絵は肉眼ではけっこうよく見えましたが、写真にはなかなかよく 写りませんでした。左の写真は「手」が見えるはずです。
 イカの街を上空から見ると、どの家も屋根がほとんどありません。日除けをかけただけというのがほとんど。これはちょっ とお金が溜まると徐々に家を増築するためと、ほとんど雨が降らないためとのことでした。

セスナの中でくれる地上絵のパンフレット