★02神経・筋疾患から
キモ男先生：子供の神経の病気と言うとなにがあるかな？（＾.＾）
キモ子：けいれんとか。（＾＾；）
キモ男先生：けいれんね。熱がでて痙攣するとか。風邪ひいて熱だしたとき痙攣する病気は？
キモ子： [ 57] でしょ。たしかてんかんになるんでしょ？
キモ男先生：いや，ふつうは大丈夫。だいたい6才までになおってしまう。それにてんかんは熱がなくてもおこるからね。何を使えばてんかんかそうでないか分ると思う？
キモ子：CT?
キモ男先生：なんで？
キモ子：(@.@)なんでってCTじゃわからないんですか？
キモ男先生：そうだね。例えば [ 58] とか，多発性硬化症などの脳にハッキリ病巣のあるものだとわかるけど，いわゆるてんかんでは無理だね。
キモ子：エ-ト，じゃ [ 59] ？
キモ男先生：あたり！ [ 59] の異常では波の分類がある。たとえば大発作の [ 59] とか比較的規則性のある小発作の [ 59] とかね。ほかには？
キモ子：ウ-ン。(＾.＾；)けいれんを起こす病気の外には，麻痺とか筋肉の病気？
キモ男先生：そうだね。麻痺で小児に特徴的なのはなに？先天的で， [ 60] はおかされないが，特殊な筋肉の緊張とか起こすやつ。
キモ子：脳性まひ？
キモ男先生：あったりィ！(@.@)
キモ子：バカにしてるゥ！
キモ男先生：じゃどうしてなるの。
キモ子：(＾.＾；)それは，エ-ト周産期にお母さんが蛋白尿とかむくみとか...
キモ男先生：それなに？
キモ子： [ 61] ？
キモ男先生：そう。それで，胎児脳へ [ 62] が行きにくくなったりとかでおこるんだね。よく出来た。
キモ子：ヘヘ-。(^.^)
キモ男先生：じゃあ筋肉の病気で、先天性で、立つときによっこらしょと片足ずつ立ち上がり、階段をのぼれず、転びやすいと言った有名な病気は？
キモ子：重症筋無力症？
キモ男先生：ウ-ン、重筋は声がハスキ-とか、飲み込みにくいとかから始まるかな？足に来るのは最後かな。だから，最初から足の症状が特徴的なのは違うな。
キモ子：わかった [ 63] ？
キモ男先生：よくわかったね。こういった先天性の筋肉の病気は進行性で最後は起き上がれなくなって辛い一生を送ることになる大変な病気だね。その他、これほど重症でなくて特徴的な小児期の病気も多いよ。例えば1才まえのあかんぼうが、激しくないていると、突然紫の顔して失神する。
キモ子：(@.@)ゲ！
キモ男先生：数秒してまた呼吸を始めて一安心。これは、泣くことで、一時的に頭に血が行かなくなる状態で病気ではない。これを泣き入りヒキツケとも言うね。
キモ子：髄膜炎とか感染症は少ないの？
キモ男先生：そうでもない。例えば生まれて3週間位たって、突然ひきつけたり黄疸や発熱を起こす溶連菌（B群β溶連菌）による髄膜炎や [ 64] とかね。
そういえば、 [ 36] やインフルエンザで熱があるとき、バファリン系、つまり、アスピリンなどの解熱剤を使った後、意識障害や痙攣がおこり、血液にアンモニアが増えているのを何というか知ってる？
キモ子：)知ってる。ええとライ病。
キモ男先生：バ-カ違うよ！ライ病は梅毒と同じスピロヘ-タによる病気。大きな人権問題になったよね。(；；)で、こっちは、原因不明のライ症候群だよ！
キモ子：最後は死ぬんでしょう。
キモ男先生：ウン、死亡率が高いね。オレも経験があるが、最後は脳死、出血性となって悲惨な状態だったね。
キモ子：そういえば、神経の病気と言えば、精神的なものもあるんでしょう。
キモ男先生：あるよ。たとえば、映画監督のタケシなんかの奴。
キモ子：アア、あの、肩とか口とかピクピクするやつ？
キモ男先生：そう。なんて言う？
キモ子： [ 65] ？
キモ男先生：うん神経質な子供に多いし、なかなか原因がわからず、長く続いて本人も苦しむんだ。叱ってなんとかやめさせようとする親も多い。君たちも入院している子供がこうだったらどうする？叱ったり [ 66] をいったりせず、あたたかく見守るんだ。看護婦の腕のみせどころだね。