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immuneNo1/ ......

inhalts

immuneNo1@免疫・アレルギー性疾患・膠原病
キモ男:このテーマは、最も新しいところだね。
キモ子:免疫ってなによ。エ?(;_;)
キモ男:まてまて、そうあせるな。ここはね、生物の基本的な細胞レベルの話が分んなきゃ理解できないんだよ。で、まず、細胞の話から始めよう。
キモ子;アノー、むづかしいのだめよ。
キモ男:ウーン。まず聞いて。まず、細胞は、[ 1]と細胞質と膜で出来ている。動物でもヒトでも植物でもみんな同じだ。
キモ子:うんうん。
キモ男:そこに、栄養を送っている道が、血管というわけだ。細胞は、血管から栄養を受け取りながら、自分の工場でタンパク質を作り、色んな物質をやりとりしている。ところで、必要な物質を作る設計図は、どこに書いてあるんだっけ?
キモ子:そりゃ、DNAでしょ?
キモ男:そう。そのDNAは、キチンと整理されて、[ 2]対の染色体にしまってある。全部の細胞は、その染色体を核に持っているわけだ。肝臓の細胞は消化酵素や糖の分解やいろんな物質の解毒やらが仕事。すい臓は消化酵素やインスリンホルモンを作るのが仕事。それぞれの臓器でやることは違っても、全部の細胞のもっている遺伝情報は全部同じって訳だね。
キモ子:ふーん。みんなおなじなんだあ。
キモ男:じゃ、体に、他の生物、たとえば細菌やウイルスなんかが入ってきたら、免疫細胞がそれをやっつける役なんだけど、普段、どこにいると思う?
キモ子:血管でしょ?
キモ男:じゃ、皮膚から入ってきたら?
キモ子:皮膚の血管から白血球とかが出ていく、とか?
キモ男:ウーン、間違っちゃいないけど。皮膚の細胞も免疫物質をつくるんだよ。ま、血管に流れている免疫細胞とそれぞれの臓器の細胞の中の免疫と2種類あればいいよね。
キモ子:そうか、そうだね。
キモ男:まず、骨髄の幹細胞が、リンパ球系や白血球系など、免疫系の細胞に分化する。リンパ球系の細胞は、外敵を飲み込んで分解して、どういう奴か知らせる[ 3]系部隊とそこから情報をもらって戦闘部隊に指令や効率良くやっつける知恵を授ける支援ヘルパーリンパ球部隊と、戦闘部隊として戦うキラー[ 4]、それに、形質細胞という、兵器(液性免疫の中の免疫グロブリン)を一種類だけメッチャどんどん作って(クローン増殖)いく工場細胞とに別れるってわけだ。
キモ子:けどさあ、細胞は目を持っているわけでもないのに、どうやって外敵か、自分の細胞か見分けるの? キモ男:それが大切:自分の細胞をやっつけたら、大変だもんね。ところが、これもリンパ球がやるんだよ。支援ヘルパーリンパ球も、戦闘キラーリンパ球も、なにか外からの物質や生き物が来たら、いちいち、自分か敵か確認しながら戦争するわけだ。この機能が壊れると膠原病になる。つまり、膠原病は、なんらかの原因で、[ 5]と敵がわかんなくなって、自分を攻撃してしまっている状態なんだな。免疫の細胞はいつもかならず、敵をやっつけるだけではない。。。
キモ男:それに、外敵が来たときにうまく、戦えるとは限らない。ある刺激で、それを取り除くはずが、痛みやかゆみの物質を必要以上に出しすぎて、自分がやられることを[ 6]という。 つまり、アレルギーも膠原病*も免疫の働きの暗い、影の部分というわけだ。
キモ子:「寝過ぎたらねざるがごとし」って訳ね?
キモ男:エ”(x.x)「すぎたるは及ばざるがごとし」だよ。喘息なんかもそうだね。ホコリとかが、気管に入ってこようとすると、それを止めるために、気管が細く縮まる。それをするホルモン物質が、かゆみ物質[ 7]なわけだけど、出過ぎると肺の気管支全体が縮まってどうなると思う?
キモ子:呼吸が出来ない。
キモ男:そう。[ 8]になる。それが喘息なんだ。


  • 免疫・膠原病・アレルギーの巻その2
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