赤血球

 

内部にヘモグロビンという物質をもっていて、肺で取り込んだ酸素を体中の細胞に配ってまわっています。

寿命は120日くらいです。

関連する血液検査データは、

赤血球数(RBC)
ヘモグロビン(Hgb)
ヘマトクリット(Ht)など。

ヘモグロビンが酸素の運搬の役割をになっているので、Hgbの値が低くなると、細胞に酸素が十分ゆきわらなくなって疲れやすくなります。また、酸素を十分もらえない細胞が、ある種の化学物質を分泌し、それが神経系を刺激し心臓の鼓動を活性化します(動悸)。

が、子供の場合は結構平気で遊んでいる事が多いようです。琴ちゃんの治療中も、「大人でこれくらいのHgbだったらぐったりしてますよ」と言われながら元気に?遊んでいました。

白血病の治療中、特に抗がん剤などを使用して骨髄抑制(骨髄で血球がほとんど作られない状態になること)が起きているときには、Hgbの値を定期的に検査して、赤血球の成分輸血をします。琴ちゃんの場合は濃厚赤血球(MAP)を使っていました。

赤血球は寿命が長いせいか、輸血の頻度は血小板ほど高くないようです。

赤血球輸血にはABO型の一致した赤血球を使用します。輸血される赤血球のバックには「放射線照射済」というラベルが貼られています。これはGVHDの原因となっている白血球を破壊して輸血によるGVHDを予防するためです。また、輸血に際しては点滴用ラインに白血球除去用のフィルターも取りつけられます。

日本の場合、近親者からの血液を輸血するとGVHDが発生しやすいので、基本的には近親者からの輸血は行われないようです。


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