天忍日命
あまのおしひのみこと
- 生没年 ――
- 系譜など 大伴氏の始祖。伴氏系図などは高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)の子神とする。
- 略伝 記によれば、天孫降臨の際、天久米命と共に、天の石靫を負い、頭椎(くぶつち)の太刀を佩き、天の波士弓(はじゆみ)を持ち、天の真鹿児矢(まかごや)を手挟み、御前に立って仕え奉る。
また書紀神代下一書によれば、天クシ津大来目を率い、背には天磐靫を負い、臂には稜威(いつ)の高鞆を著き、手には天ハジ弓・天羽羽矢を捉り、八目鳴鏑(やつめのかぶら)を取り副え、また頭槌剣(かぶつちのつるぎ)を帯き、天孫の御前に立って、高千穂の峰に降り来る。
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