■日鉄旧線余聞■
 阿久津大橋付近の煉瓦塊

 

1.1通のメール

 2004年12月、氏家にお住まいの「あるこ」様より、阿久津大橋の上流側に円形ウエルの一部らしい煉瓦塊があるとのご連絡をいただき調査に向かった。

 

2.状況(2004年12月現在)

 場所は、阿久津大橋のやや上流側右岸(河内町側)。形態、周辺における架橋の歴史からみて日鉄旧線、東鬼怒川橋梁のものである可能性が高い。それにしても、架橋地点からここまで約4km。転がってきたのであれば、やはり鬼怒川恐るべしである。
河原に無造作に転がる、およそ250個の煉瓦の塊。もちろん、地面とは繋がっていない。ここまでの長旅を物語るように、激しく表面が研磨されている。
この塊は、阿久津大橋からもよく見える。
一番上の写真の反対側を見る。
氏家大橋下ではつやさえ感じされたウエルの外周表面もこのとおり。
増水時には、再び流転の旅に出てしまうのであろうか?


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更新    
作成    2005.1.18

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