エンターテインメント

■足尾銅山観光■
  トロッコ電車


1.足尾銅山観光

 足尾銅山通洞坑跡地に作られた観光施設です。
開業は、昭和55年(1980)であり、その歴史は四半世紀に及びます。平成13年(2001)には、大幅にリニューアルされ、名実共に足尾観光の拠点となっています。
展示内容は多岐にわたり標準見学時間40分では少し短めかもしれません。順路にしたがって概要を示します。
■入場券購入(通常 大人800円 小中学生500円)
■トロッコ電車(券売所隣が始発駅)
 ・電車終点から1200km以上におよんだ坑道を一瞥
 ・以後徒歩で採鉱の歴史をたどりながら坑道内を見学
 ・銅資料館(歴史の旅をするCGシアターや鉱山・精錬設備の展示)
 ・屋外の車輌類展示
 ・鋳銭座(江戸時代の「足字銅銭(寛永通宝)」鋳造過程を展示)
 ・お土産屋さん

2.設備

発券所に隣接するトロッコ電車の始発駅。編成は、トモエ電機製バッテリラックロコ+日本輸送機製電動人車×3。駅掲載時刻表によるとほぼ15分ヘッドの運転。
坑口に向かい急勾配を下って行くトロッコ電車の編成後尾を見る。中央にラックレールが見える。軌間は914mmであるが、銅山時代このゲージは使われていない。
ラック区間は短いが急勾配・急カーブ区間をそろそろ降りてゆく様はそれなりに楽しませてくれる。
ラックレールはアプト式ではなく、リッゲンバッハ式のような梯子型だが、横桟部分は丸棒である。いまや、国内では貴重(工事関係では利用されているらしいが)となったラック区間が2つもある栃木県はすごい!
リニューアル前の始発駅だった途中駅に到着。ラック区間と補機連結はここまで。切り離し作業が行われる。
切離後、転線して待機していた電動人車の回送編成に連結。今度は、推進で勾配を押上げて行く。
シンプルな電動人車の運転台。
身軽になった電動人車は、一路坑道へ向かう
一気に加速し予想外の高速度で通洞坑へ突入する。
坑口から200mほどで、坑道内の終着駅に到着。ここからは徒歩での坑道探検となる。電動人車は、無人で途中駅まで回送。2枚上の写真につながる。
見学坑道内には、舗装のコンクリートに埋め込まれているもののレールが見られる箇所もある。
坑道は、そのまま銅(あかがね)資料館に直結。写真の貴重な古典電気機関車や竪坑ケージ、各種鉱石など見るべきものが多い。「源さん」というキャラが案内してくれるCGシアタは8分間で銅山の歴史を語ってくれる。
屋外の車輌展示も見ごたえがある。
電気機関車ありバテロコあり。

3.あとがき

 【ご注意】
1.このページは、足尾銅山観光の公式ページではなく達磨小僧が個人で見聞した内容に基づいています。ご訪問の際の各種情報は、必ず公式情報をご確認くださいますようお願いいたします。

2.2003.5.5の調査時は、「混雑が予想されるためトロッコ電車は、ラック区間を運休し、旧始発駅か坑内のみを運転する」措置が採られていました。ハイシーズンにラック区間を目的に訪問される方は、事前に運転状況を確認された方がよいかも知れません。



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作成    2004.12.11
写真撮影 2003.5.5 2004.11.28

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