Alternative Views》 2002年4月12日

2002年の野望

内田明 <uchida@happy.email.ne.jp>

JIS X 0213:2000 が定義する2436の2面漢字には、2000年の段階で ISO/IEC 10646 との対応が取れていなかったものが282文字含まれています。この282文字を“拡張”してしまえば、残りの字形を“中国語フォント”等を用いて表示できる可能性があります。

また、この282文字を含め、JIS X 0212-1990 で示せないものが733文字あります。この733文字を“拡張”してしまえば、残りの字形を“MS明朝”等を用いて表示できます。また、“和田研”が実装した補助漢字フォントを利用することで《実装水準4の明朝体スケーラブルフォント》を作成することができるかもしれません。

2001年のうちは、第4水準漢字と第2水準漢字の同じ部首のものを平行して“拡張”していくつもりでおりましたが、2002年に入り、《補助漢字で示せない733文字》を“拡張”してしまうことを優先することに決めました。

2002年の秋頃までに、“和田研”細明朝を利用した《実装水準4の明朝体スケーラブルフォント》である(仮称)拡張ワタナベワダケン明朝フォントをリリースすること。――これが2002年の私の野望です。