Alternative Views》 2002年5月4日

Linux Japan 2002年2月号掲載記事の関連情報

内田明 <uchida@happy.email.ne.jp>

Kandata補完計画から拡張Watanabe明朝計画へと続いている私の作業に先行して、古川泰之さんが《Watanabe明朝に新たな命を吹き込む作業》を開始され、「My Linux 日本語化計画」のページにて「東風フォント」として公開なさっていることは、広く知られていることと思います。

すでにいくつかのディストリビューションにバンドルされている「東風フォント」の、作者による解説記事を掲載するべく『Linux Japan』誌が企画していたところへ、古川さんのお誘いと同誌編集部のご好意により、私の小文を割り込ませていただくこととなりました。

このたび、『Linux Japan』誌および古川さんの更なるご好意により、古川さんの記事「東雲&東風フォントの全貌」と、私の「公有フォントを作る」について、同誌の誌面用データから生成したPDFファイルを古川さんと私の双方の手で相互に公衆送信可能化できることとなりました。改めて古川さんと『Linux Japan』誌編集部に感謝を捧げます。

なお、私の記事「公有フォントを作る」についての正誤情報あるいは補足情報もしくは蛇足情報などを、以下に掲げておきます。

「公有フォントを作る」正誤情報など

フォントハウス「文字と書体の豆知識」について (p.40 "Resource [2]")

フォントハウス「文字と書体の豆知識」(http://apricoweb.ne.jp/museum/fonthouse/)は、記事執筆以前に既に閉鎖予告が出されていましたけれども執筆段階ではアクセス可能だったため、参考情報として掲げました。ところが、2002年に入る頃には消滅していました。非常に残念です。

季刊「d/SIGN」の池田証寿「嫌われ者の言い分」について (p.40 "Resource [18]")

池田証寿のページ」を拝見しても言及がありませんが、研究業績に記載がある通り、「嫌われ者の言い分」が掲載された季刊「d/SIGN」第1号に続いて、第2号にも“JIS漢字批判批判”をテーマとしている記事が掲載されています。

なお、同誌第2号には、字游工房の鳥海社長への、フォント制作に関するインタビュー記事が収録されています。