日本橋は慶長8年(1603年)に徳川家康により架けられ、現在の橋が架けられるまで19回の架け換えと大改修が行われたそうです。現在の日本橋(20代目)は、当時の東京市により石造二連アーチの道路橋として明治44年に完成しました。
平成11年5月13日(1999年)、日本橋は現役の国道道路橋で初の重要文化財に指定されました。また、移設されていた「東京市道路元標」も付属物として対象に加えられました。

江戸時代から日本橋は東海道など五街道の起点で、まさに日本の中心となっています.。現在では、写真の通り、橋の上に首都高速道路が通っています。その首都高速道路は、昭和39年の東京オリンピックの開催に向け首都圏の交通網を整備する目的で急きょ作られました。時間的、財政的余裕がなく一番早くて安く上がる日本橋川の上に作られたため、橋の上からはほとんど空が見えず景観を損なうということで、現在、首都高速道路の移設も検討されているようです。といっても、どこにもそんなスペースはないので地下に移設する案もあるようです。その地下には地下鉄が網の目のように通っていますのでその地下鉄のさらに下側になるのでしょうか?
いずれにしても、費用等の面からみて実現は相当困難なようです。
下側が日本橋(上は首都高速道路)
日本橋(上は首都高速道路)
日本橋の麒麟像
日本橋川(上は首都高速道路)
日本橋川(上は首都高速道路)
日本橋(上は首都高速道路)
夜の日本橋三越本店(新館)
下側が日本橋(上は首都高速道路)
日本橋の獅子像
獅子像と紋章
(下のマークは東京都の紋章)
「獅子像」は守護を、「麒麟像」は繁栄を表しています。
獅子像と麒麟像の原型製作は、彫刻家の渡辺長男(わたなべ おさお)氏が、その鋳造は彫刻家で渡辺の義父の岡崎雪聲氏が担当しました。
東京・日本橋
日本橋の四隅にある親柱の銘板に刻まれた「日本橋」及び「にほんはし」の文字は最後の将軍徳川慶喜公の筆によるものです。