身に着けるケース選び
付録 ショルダーホルスタの作り方
ベルトの付けかたは6年前にモデルガン屋のオヤジに教わりました。なに、ショルダーホルスタというものの基本構造さえ把握してしまえば、簡単です。基本は左肩片掛の短いショルダーバッグで、それを左にずり落ちない様に、右肩に通した紐で右に引っ張っているだけです。ハンドガンのソレは隠匿目的もあって前にもずれて来ないように下部をズボンやズボンのベルトに留める事がありますが(opus63 PL-PTHもそういった構造です)、これは必要ないでしょう。逆にソレをしてしまうと、上体を屈めた際に中身が落ちる心配をしなきゃなりません。
写真が見えないうちに云っときますけど、全然カッコイイものじゃありません。むしろ見えちゃうとかなり不様。ただし、その他のどんなケースと比べても実用性・利便性だけは抜群で、「FHPPC1周年記念ケース」もRIPOFFも比較にもなりませんでした。腰まわりの装着物って椅子に座ったり屈んだりするとき、立ち振舞いに結構邪魔でしょう? 脇に吊れれば、そゆこともないんですよ。
用意するもの(素体鞄以外は手芸屋で入手できます)
- 素体となる縦型ショルダーバッグ
- 20〜25mm幅平ゴムベルト、念の為2mくらい
- 用意したゴムベルトの幅にあう、スライダバックル1〜2ケ
- 安全ピン
オプショナル
- ミシン
- ミシンかけてくれる彼女、妻、母、妹など(フェミニズム方面からの異議は却下)
スキーム
まず、素体になるショルダーバッグのストラップの付き方を確認してください。縫付け、バックル着脱、D環茄子環など大別されます。写真は順にD環茄子環の例、バックル着脱の例です。ここではD環茄子環のベルトを例に進めていきます。
平ゴムベルトの片方の端を、ショルダーバッグのベルト幅にあわせた輪にして縫付けてしまいます。出来なきゃ安全ピンで留めてもいいです。
- 平ゴムベルトの反対側の端を、やはり輪にするわけですが、こちらは長さ調整が出来るようにスライダバックルを使います。でもこれだけではまず滑って抜け落ちてしまうので、余った端は安全ピンで留めておきます(先の縫付が出来なかったときは両端ともこの形になります)。ここでは金属バックルを使いましたが、無論プラスチックでもOKで、その方が入手しやすくて滑りません。
- 写真のように、ショルダーバッグのストラップに平ゴムの両端を通します。ゴム、よじれないようにね。
- 鞄を取りつけるとこうなります。ストラップが縫付け式などの事情でショルダーバッグを取外して作業できない場合も、完成図としてこの形になるように頑張ってね。
- はい、「不様な」着用図です(…ダイエットしなきゃ)。平ゴムベルトの位置は上の写真の配置よりは後ろ(背中側)にずらしてます。バッグの蓋は、しなくても中身が飛出すことはありません。
200LXの頃はこれでそれなりに上着やベストの下に隠せたんですが…ジョルナダじゃマチが薄い鞄を見つけてくるか鞄部ごと自作しないとそれは無理ですね。それに…ストラップの素材を研究しないと200LXの頃とは比較にならない肩こりを患いますよ(やったんかい)。
(2001/06/10)