インターネットことはじめ



メビちゃんの仕様


SHARP Mebius PC-A455

CPU Pentium 133MHz

メモリ 標準16MB

12.1 TFT  カラー液晶画面

SVGA 800×600ドット(65,536色)

ハードディスク 1GB

28,800bps モデム内臓

4倍速 CD-ROMドライブ

 


当時は最高のスペックだった!


メビちゃんがやってきた


昨年の6月3日、やっと、PCを手に入れた。

3ヶ月一昔という激動のPC市場で、もう少し、もう少しと、待つこと数年。待っているといつまでも待つことになってしまう。キリがないので、自分でキリをつけることにした。

雑誌の記事をひっくりかえしたり、PCを持ってる友人たちの意見を聞いたり、選んで選んで選んで、ついに決心したのが、今私が向かっている、「メビちゃん」である。

神戸、伊丹、さらに旅先と、あちこち飛び回っている私には、とにかく私について来てくれるノートPCが必要だった。また、ノートPCだからといって「まぁまぁの性能」では困る。デスクトップに負けないほどのパフォーマンスが欲しかった。インターネットがこなせるのは、もちろんの事である。

メビちゃんは、当時のノートPCとしては、かなりのハイスペックで、特にMebiusシリーズは人気が高く、定価70万という高価なもので、私には車を買うほどの決心が必要だった。が、「液晶はSHARP」という先入観も手伝ったか、メビちゃんは数あるノートPCの中で、私を納得させるものがあった。

そうしてメビちゃんは、私の生活に大いなる変化をもたらすことになったのである。

蛇足だが、メビちゃんを手に入れた数ヶ月後、SHARPさんは当たり前のように新機種を発表した。3ヶ月一昔という激動のPC市場で、6月にはかなりのハイスペックだったメビちゃんも、あっという間に旧機種になってしまったのである。もう少し待てばよかった...

 

インターネットは是か非か


とにかくインターネットが触りたかった。世間で騒がれているインターネットとはいかなるものか? 私に何をもたらしてくれるのだろうか? それは新しい旅にでるような、わくわくするような期待感だ。そうして私は、インターネットにはまり込んで行くこととなる。

インターネット元年といわれた1995年以来、急速なPCの普及とともに、インターネットはどんどんクローズアップされてきた。むやみに騒ぎ立てるマスコミの影響も手伝って、今やインターネットは家庭単位のものになりつつある。あまりにもインターネットに対する期待が大きかったのか、(何に期待しているかは明確ではなかったのだが)最近、インターネットに対する落胆の声も多く聞く。

インターネットは空洞だとか、くだらない情報ばかりだとか、インターネットには何もないとか。それはきっと事実なのだろうと思う。何もないと感じる人には、確かにインターネットには何もないのだろう。

今ほど、主体は個人にあるのだと、痛感させられる時代はない。情報は与えられるものではなく、自ら発掘するものだ。インターネットはひとつの道具であって、それをどう使うかは、個人にゆだねられている。必要がないと思う人が、流行だからといって、使う必要はないし、主体性のない使いかたをしても、インターネットから何もひきだせはしない。インターネットをどう使うか、何に使うかは個人が選択すればよいのであり、「可能性」は、すべての人に平等に与えられている。主体は「私」にある。

 

みんな語りたい


ネットサーフィンしていると、公共団体や企業ばかりでなく、多くの個人のページを見ることができる。趣味の話だったり、家族の話だったり。別にとりたててどうというものでもない、こんな情報を一般に流して何になるのだろうと思うこともある。が、そこには、共通して感じるものがある。みんな何かを語りたいのだ。

三十数年前、人に語りかけたいという思いから、「雪の下だより」が生まれた。A5版6ページの小さな冊子である。父が親しい友人や知人に配っていた。当時このような小冊子を個人が発行して人に配るなど、めずらしかったに違いない。三十数年の時を経て、このインターネットの時代に、「雪の下だより」の根本の精神はマッチしている。とすると、この時代に生きている私としては、「雪の下だより」をオンラインに載せないわけにはゆくまい。

やる気は満々だが、さて? ホームページって、どうやって作るんだろう?

 

ついに手をだす


別に一生懸命ホームページの作り方を勉強したわけではない。ちょっとしたキッカケから、ホームページを作り出すことになった。案ずるより生むが易し、手をつけだすと、いろいろなことが解ってくる。いろいろなことが解ってくると、これがまた楽しい。背景をつける。サウンドをつける。画像処理はどうするのか? ファイル転送は? アクセスカウンターはどうやって置くのか? その気になれば、ネット上で様々な情報をみつけることが出来る。人のページのソースを見たり、メールで問い合わせたりもした。次々と疑問にぶつかりながら、少しずつ知識も増えてきた。そうしてついに2月初旬、初めてのホームページ「ビル子ちゃんと散歩」をUPした。

ビル子のページは、とにかくワンちゃんたちと楽しく遊べるページにしたかった。犬好きの間には、妙にしっかりしたネットの輪がある。それは「犬が好き」という同じ気持ちのもとに出来上がってきたものだ。ある人がWorld Wanko Webと呼んだ。これがお気に入りで、私もWorld Wanko Webで、よその犬を見ては喜んでいる。私と同じように、ビル子を見て喜んでくれる人がいたら嬉しい。これも、インターネットのひとつの形だと思う。

そもそもインターネットは、性善説に基づいている。World Wanko Webなんかを見ていると、本当にそう思うが、誰でも入ることの出来るインターネットだ、最近はネット上のトラブルもよく耳にする。どこまで気を許せて、何に気を付けねばならないか、そんなことも知ってゆく必要がある。

 

さいは投げられた


さて、「雪の下だより」である。ビル子のページをUPしたのが2月だった。ちょうど目前に父の誕生日がある。「雪の下だより」を再開しなさいと、言わんばかりではないか! 解っていない事もまだいっぱいある。ページを作るのにも時間がかかる。1ヶ月足らずで原稿がそろうだろうか? まぁいいや、とにかくやっちゃえ。というわけで、<工事中>だらけのUPとなったのである。かく言う私の原稿は、2ヶ月以上後れて、ようやくUPした。あれ?! もう No.2 の準備の時期やんか。

インターネットはどんどん新しい技術を盛り込んでゆくだろう。今ほどの異常な加熱はなくなるにしても、ある程度生活に浸透してゆくだろう、かつてTVなどがそうであったように。なんにせよ、人に何かを伝えたいという基本は、絶対に変わるまい。

ONLINE 雪の下だより」は、最新の技術のうえにありながら、本来の小冊子のかたちを大切にしたいと思う。「雪の下だより」初刊のあとがきに記された気持ちは、三十数年たったいまでも変わらない。

どうぞみなさん、どなたでもおよみになって、書きたくなったらたよりをおよせください。


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