2 学校の責任に関するもの
(1)公立学校の責任者不在
 現在の市区町村立義務教育学校は、設置主体と施設責任者は市区町村、運営責任と教員人事は教育委員会(市区町村教育委員会とそれを指揮する都道府県教育委員会の2階建て)、教育内容決定者は文科省、という複雑な形態をとっている。学校の自主決定権は小さい。
 複雑な構成のために、方針を出し、責任を取るのはどこかが不明確であり、問題が起こったときや新しい試みに対応する能力が低い。
 教育問題に責任を持って解決にあたるのは、学校か、教育委員会か、自治体か、文科省か、まったく不明確である。問題のたらい回し、問題の放置が頻繁に起こっている。。
 教員が問題を起こすことがよくあるが、責任者は校長か、教育委員会か、自治体か、文科省か、まったく不明確である。


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