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学校で問題があったときの第三者機関の不在 
 教育委員会は、学校を指揮する立場にあり、学校で起こったことに責任を負っている。そのため、学内での問題が教育委員会に持ち込まれても、第三者機関として対応しない。生徒と親にとって、問題解決をはかる第3者機関は不在である。
 これは、大蔵省が金融を指導する業務と、金融を監督する業務の両方を行っていたことと同様である。これが問題として取り上げられ、大蔵省から金融庁が分離した。
 教育委員会を学校を指揮しない教育センター的中立機関とするか、あるいは別な第三者機関を設置する必要がある。


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