Europa Magazine #82

1.#82にて公開された新ルール(John M.Astell)

ルール20D 中途迎撃
 パトロール攻撃の代わりにこのルールを使用します(ルール19、20D、21Cを無視します)。中途迎撃は通常の迎撃任務とは異なる任務であることにご注意ください。
 航空作戦中において、対応プレイヤーは、敵飛行グループが対応プレイヤーの作戦可能な戦闘機の迎撃範囲内のヘックスにおいて離陸したり、そのようなヘックスに侵入した時にいつでも、中途迎撃を宣言できます。飛行グループの移動は、中途迎撃が解決されるまで一時的に中断されます。対応プレイヤーは中途迎撃ヘックスへ1つ、もしくは複数の戦闘機を飛行させます。
 すべての中途迎撃戦闘機が中途迎撃ヘックスに飛行したら、両プレイヤーは即座に迎撃空戦を解決します。ルール21に記載されている空戦の通常ルールに従います。
 空戦が解決された後、対応プレイヤーの戦闘機は即座に、その迎撃範囲内にある基地に帰投します。そして、作戦不可能状態になります。飛行グループは移動を再開します。もし、飛行グループが引き続いて、作戦可能な戦闘機の迎撃範囲内にある別のヘックスに侵入したとき、対応プレイヤーはその飛行グループに対して別の中途迎撃を行えます。
 このルールを使用する時には、ルール20E(戦闘空域警戒)※1中の『パトロール攻撃任務』を『中途迎撃任務』と読み替えてください。
※1Second Frontでのルール番号

2.解説

 クラシカルなEuropaルールの場合、パトロール攻撃は任務ではなかったのですが、Second Frontからは航空システムが大規模に変更されて、パトロール攻撃も任務になっています。さて、そうなってくると、通常の迎撃とパトロール攻撃を区別している必要性が無くなってきたのでは?という思惑が出てきたのでしょう。わざわざパトロールゾーンという概念を設定し、パトロール攻撃解決のためのステップを別途設ける必然性が薄れてきたので、ルールをシンプルにすることでプレイアビリティを向上させることができると考えたのだろうと推測されます。
 実際、John M.AstellはSecond Front型のEuropaシリーズに、このルールを適用してみてくれ、と言っています。Total Warの最新テストプレイでも、このルールを使うようです。そのテストプレイなどの結果によってはこのルールは無くなることも(可能性としては)あり得ますが、私は非常に合理的で良いルールだと思います。





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