2024・5月 MAY 皐月・早苗月
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*24/05/29(水)晴れ
26日に今季初のナゴヤサナエ羽化を確認したが、一眼レフで撮れなかったので今日はリベンジ。
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写真:レジャーボート(江戸川)ボートが沖を走るたびに、時間差で護岸に波が押し寄せる。羽化途上のヤゴが水を被ると翅を伸ばすことができず羽化は失敗する。
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自宅→新松戸・馬橋・松戸→江戸川土手→里見公園駐車場・・・→根本排水機場→市川橋→
江戸川河川敷→水元グラウンド脇→水元公園・・・→
葛飾大橋→江戸川土手→TX鉄橋下→流山・新松戸→自宅
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写真:護岸で羽化したナゴヤサナエ(江戸川)無事に羽化し最終段階。翅を乾かせば飛び立つ。
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南風があるので坂川脇を通って江戸川に行く。
折返しの追い風を楽しみにしつつ、向かい風の江戸川土手を市川に向かった。
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駐車場近くの道脇に駐輪し水際に降りた。
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写真左:ナゴヤサナエ・羽化前のヤゴ(江戸川)羽化のため護岸を上田ヤゴ。
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)羽化が始まり先ず頭部部が抜けて立ち上がり姿勢になり、暫く静止する。
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水位は前回同様、護岸ギリギリだ。
沖には例のレジャーボートが行き来していた。
水辺を歩くといきなり羽化殻が見つかった。
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写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)頭を護岸に付けるような姿勢で踏ん張り腹を抜く。
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)腹を抜いた後反対側に反り返す。
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そして羽化が始まったばかりの個体がいて頭を護岸に付けて腹を抜こうとしていた。
先ずはそばに座って腹を抜く瞬間を撮った。
階段の水の溜まったところにまだ羽化前のヤゴが見つかる。
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写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)直ぐに翅が伸び始める。この時、水を被ると翅は正常に広がらなくなる。
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)伸び始めてから広がるまでは早い。しかしまだ濡れていて非常にデリケートな状態。
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丁度潮が引くところでこれから次々に上陸してくる感じだ。
さらに探すと、護岸に羽化したが翅を伸ばせなかった個体が止まっていた。
気の毒に、羽を伸ばしている途中にボート波に煽られたらしい。
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写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)この個体は処女飛翔したが風に煽られて川に墜落、掬い上げたのだが翅が崩れてしまいもう飛ぶことはできなかった。
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)この個体は翅を伸ばしている段階で波に攫われ翅がくしゃくしゃになってしまった。生きているがセキレイの餌になるしかない。
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羽化が始まった個体をとりつつ護岸を行き来してヤゴを探すと、次々に上陸ヤゴが見つかった。
ちょっとした羽化ラッシュのような状態だった。
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12時、昼時間なのか暫くボートが来なかったのだか、下流方向からボートが近づいてきた。
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写真:レジャーボートの横波(江戸川)ボートが通り過ぎた後しばらくして余波が護岸を洗うように打ち寄せる。
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このままでは2個体が波に流されてしまう。
ボート波から守るために波の来ない場所に2頭を移動させた。
羽化が始まったばかりでデリケートな状態だったが、暫く見守ると、どうにか腹を抜き翅を伸ばし始めた。
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写真:護岸で羽化するナゴヤサナエ(江戸川)護岸で羽化するトンボは波をかぶると翅を伸ばすことができず、飛べなくなる。
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風がやや強くそれも心配だったが、ボート波に比べれば凌ぎやすいように思う。
翅が伸びた段階で観察終了。
沖にレジャーボートが通るたびにトンボの無事が危ぶまれるのでワークに集中できない。
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写真:護岸から非難させたナゴヤサナエ(江戸川)ボートが来たので、2個体を護岸から非難させた。
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やるせない気分のまま市川を後にして市川橋を折り返した。
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*24/05/29(水) *24/05/29(水) *24/05/30(木)