2022 August 8月 葉月 秋風月
|
2022/08/14(日)曇り後晴れ
風も弱く曇っていた。ナゴヤサナエも終盤なので市川に行くことにした。
.
写真:江戸川。相変わらずレジャーボートが走りまわっていたが、水位が低かったこと、南風が弱かったことにより岸辺に打ち寄せる余波は護岸の下を洗う程度だった。
.
自宅→新松戸・流山→TX鉄橋下→江戸川土手→里見公園駐車場・・→江戸川土手
→市川橋→小岩菖蒲園・・→江戸川河川敷→水元→みさと公園→小合溜・・→
⇔三郷市街地→大場川脇→閘門橋→水元公園・・
→葛飾大橋→江戸川土手→TX鉄橋下→流山・新松戸→自宅
.
写真:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)もう羽化も終期だが、今日も1個体が羽化した。
.
昨夜台風通過。各所に水害をもたらしたと報じられているが松戸はそれほどでもなかった。
土手を走りながら江戸川を見たがあまり水量が増えている感じもない。
河川敷の運動場にも水溜まりは見えない。
|
.
写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)護岸を歩くと頭部を抜いたばかりのナゴヤサナエを見つけた。(11:06:04)
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)前回に続き羽化から飛行までじっくり観察した。
.
市川の護岸もいつもと変わりはなく、沖にはレジャーボートが行き交っていた。
水は護岸ギリギリまで引いていた。
護岸を歩き始めると直ぐ威嚇にいた羽化途上個体を踏みそうになった。
.
写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)護岸に止まったヤゴから羽化。翅を伸ばし始めて3分後にはここまで伸びている。(11:09:26)
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)トンボは風上に向かって向きを変えた。風上に向かって舞い上がる準備。(11:14:44)
.
まだ頭を抜いたばかりの状態で、これから翅を伸ばそうとする段階だった。
とりあえず数回切って他のヤゴを探しに行った。
水が引き加減なので何個体か見つかるかと思ったが、殻もヤゴも見つけることができなかった。
.
写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)暫く静止した後、翅を広げて乾かすとともに処女飛行の態勢をとった。(11:28:26)
写真右:ナゴヤサナエ羽化殻(江戸川)通常は直ぐに飛び立つがかなり時間がかかった。処女飛行に舞い上がり、風に流されて近くの樹林地の樹頂付近に消えた(11:35:14)
.
羽化ヤゴの場所に戻ると既に翅が半分以上伸びていた。早い。
先ほどと違ってトンボは止まり方を変え、南風に向き合うように川に向かって止まっていた。
風上に向かって飛び出す準備だ。
.
直ぐ近くに家族連れを乗せた乗用車が止まり、子供が釣りの準備を始めた。
トンボを子供に拾われたらそれでアウツなので、羽化個体の近くに腰掛けて見守ることにした。
護岸にはハクセキレイも歩いていた。
.
写真:ナゴヤサナエ羽化殻(江戸川)風上に向かって翅を広げる。風を読んでいるのか?
.
翅を伸ばしきった状態でしばらくそのまま静止。
体が護岸と並行の位置なので水分の排泄がどの程度進んでいるのかわからなかった。
腹を下に垂れ下がる体位ではないので時間がかかる感じだった。
.
写真:小合溜(三郷)
.
時々シャッターを切ってナゴヤサナエを記録。
処女飛行の瞬間をとらえることができるだろうか。
前回は羽化の前半を撮ったが今回はその続きという感じだ。
.
かなり時間がかかったが、やがてトンボは翅を広げて乾かした。
それでもなかなか飛び出さない。
ファイン台を見つめて飛び立つのを待ったが、少し力を抜いた瞬間に舞い上がった。
.
写真左:タナゴ釣果(みさと)ここのタナゴは大きめで婚姻色の出た♂が混じる。
写真右:タナゴ釣果(水元)水路のタナゴは小ぶりで、当歳の豆タナゴが混じる。豆タナゴ釣りはマニアックだが、それなりに楽しい。
.
トンボは南風に流されるように斜面林の方に舞い上がり、高く樹上に消えた。
兎に角羽化完了、そして処女飛行を見届けることができた。
観察終了、市川橋に向かった。
.
22/08/14(日) 22/08/15(月) 22/08/17(水) 22/08/19(金) 22/08/20(土)