伝統ゲーム紹介
投扇興・役と点数3
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投扇興の役・百人一首(ひゃくにんいっしゅ)式
「投扇新興」という本にはこのように書いてあります。
表十種
1 | 2 | 3 |
滝川 | 散花 | 竜田川 |
たきかわ | ちるはな | たつたがわ |
−2点 | 3点 | 7点 |
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4 | 5 | 6 |
秋風 | 富士 | 筑波根 |
あきかぜ | ふじ | つくばね |
8点 | 11点 | 12点 |
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7 | 8 | 9 |
橋立 | 千鳥 | 春の野 |
はしだて | ちどり | はるのの |
13点 | 14点 | 20点 |
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10 |
白妙 |
しろたえ |
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裏十ニ種
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11 | 12 | 13 |
高砂 | 小筵 | 仮寝 |
たかさご | さむしろ | かりね |
30点 | 22点 | 21点 |
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14 | 15 | 16 |
山桜 | 沖の石 | 小倉山 |
やまざくら | おきのいし | おぐらやま |
19点 | 18点 | 15点 |
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17 | 18 | 19 |
軒端 | 有明 | 玉の緒 |
のきば | ありあけ | たまのお |
12点 | 10点 | 9点 |
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20 | 21 | 22 |
我庵 | 嵐 | 手枕 |
わがいお | あらし | たまくら |
5点 | −3点 | 2点 |
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ちなみに元になった歌は下記の通りです。
- 「滝川」:瀬を早み岩にせかるる滝川の割れても末に会わんとぞ思ふ
- 「散花」:久方の光のどけき春の日にしず心無く花の散るらむ
- 「竜田川」:千早振る神代も聞かず竜田川からくれないに水くくるとは
- 「秋風」:秋風にたなびく雲の絶え間より漏れいずる月の影のさやけさ
- 「富士」:田子の浦に立ちい出てみれば白妙の富士の高根に雪は降りつつ
- 「筑波根」:つくばねの嶺より落つる男女の川恋ぞつもりて淵となりぬる
- 「橋立」:大江山生野の道の遠ければまだ踏みも見ず天橋立
- 「千鳥」:淡路島通う千鳥の鳴く声に幾夜寝覚めね須磨の関守
- 「春の野」:君がため春の野に出て若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ
- 「白妙」:春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香久山
- 「高砂」:高砂の尾上の桜咲きにけり富山の霞立たずもあらなむ
- 「小筵」:きりぎりすなくや霜夜の小筵に衣かたしき一人かも寝む
- 「仮寝」:難波江の葦の仮寝の一夜ゆえ身を尽くしてや恋わたるべき
- 「山桜」:諸共に哀れと思へ山桜花よりほかに知る人もなし
- 「沖の石」:我が袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らね乾く間もなし
- 「小倉山」:小倉山峰の紅葉葉心あらば今ひとたびの御幸待たなむ
- 「軒端」:ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり
- 「有明」:有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし
- 「玉の緒」:玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする
- 「我庵」:我が庵は都の辰巳鹿ぞ住む世を宇治山と人は言ふなり
- 「嵐」:嵐吹く三室の山の紅葉葉は竜田の川の錦なりけり
- 「手枕」:春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立つたむ名こそ惜しけれ
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