ゲームやおもちゃの美術館・博物館「関東(東京以外)」


麻雀博物館

「ゲーム博物館・関東(東京以外)」へ戻る


  4月、麻雀博物館が開館した。竹書房の会長野口恭一郎氏が建設したもので、世界でも始めてのものである。  場所は千葉県夷隅郡岬町。東京から特急で58分、上総一ノ宮からタクシーで8分、 またはその隣の東浪見(とらみ)駅から歩いて20分のところにある。 高台で便としてはあまり良くないが、竹書房の保養所を改築したということで、 自然環境にはめぐまれたところである。
 入り口を入ると、吹き抜けのロビーがある。受付で入館料は大人200円。 維持費にもならないと思うが、半ば趣味でやっているのでこれで良いのだろう。 申し訳程度の土産物屋が付いているが、ここで売られているカタログ(1200円)は素晴らしい。 収蔵品のカラー写真が満載で、見ていても楽しいし読み物としても面白い。 もちろん資料として貴重な逸品である。 訪問の折はぜひ2冊買って1冊知人・友人に配るなり売るなりして欲しい。 来そうな友人・知人には見せびらかして訪問するよう勧めよう。
 2階は全体が展示室になっている。麻雀のルーツと思われる中国の古代の遊戯牌から始まり、 各時代の牌が所狭しと並ぶ。 われわれが普段麻雀牌と呼んでいるものが、いかに種類が多いか驚かされる。 見たことの無い絵や字、模様が描かれた牌がどのように使われたか、 予想するだけでも楽しいのではないだろうか。
 続いて日本の麻雀牌が日本での麻雀の歴史に沿って並んでいる。 牌だけでなく社会風俗としての麻雀が分かって楽しい。 昭和30年の麻雀荘はいくらだったでしょう?答えを知りたい方は行ってみてください。 また花札絵柄の麻雀牌などは見物。これで八八をやると面白そうである。
 その他海外の麻雀牌や書籍等、優に一時間は潰せるが、 急ぎでなければ少し休んでもう一、二周して欲しい。また違った発見があるはずである。

「ゲーム博物館・関東(東京以外)」へ戻る

「ゲーム資料館」へ戻る

「メインメニュー」に戻る