第62話 確定申告と家計簿

に編み物に凝っていると書きましたが、まとまった時間が無いとなかなか進まないので、方向転換して小物を作ることにしました。今、女子高生にも大人気の編みぐるみです。これなら家事や育児やパソコンの合間の少しの時間で部品を作って行けば、1日でできあがります。捨てられずに取ってある中途半端な残り毛糸も生き返ります。

編みぐるみ 息子たちに熊、かえる、犬と作りました。人形を作る時顔の表情が難しくそしてそれが楽しい。1ミリのずれで可愛くなったり、意地悪な顔になってしまう。子供たちの喜ぶ顔を思いながら作ったら上手くいきました。編みぐるみのページを作ってしまいました。人形の顔を作りながら人間の顔に付いて考えました。

人間の顔には多量の情報が出ています。同じ人の顔でも精神状態に寄って微妙な変化があります。その変化は顔のどの部分にあるのだろうだろう?こういう、人の顔からの微妙な情報の判断は計算機ではとても難しいが、人は不思議と相手の顔を見ただけで心の状態を垣間見てしまう。

顔は謎を含んでいて、自分の顔さえ完璧には制御できない。どんな化粧(鈴木その子だってね)でもごまかせない心の真実を無防備に曝してしまう。どんなにインターネットや電子メールが発展しても、やはり直接逢って顔を見ることが重要だ。雛人形を出しながら「人間も顔が命」としみじみ思いました。

定申告の季節です。節約の鬼のママは「医療費控除」が受けられるか、去年一年つけた家計簿から医療費の合計を集計して確認しました。

医療費の合計が10万円を越えたことを確認しても、医療機関の領収書を各家族毎に集計して、確定申告書類に源泉徴収票から数値を電卓で計算して、と面倒です。折角、パソコン上に家計簿の医療費のデータがあるのだから、これを生かしてインターネットから確定申告できると良いのに。税務署も書類だけでなくネット上の指定書式に必要なデータを入れるだけで、確定申告ができるようにして欲しい。医療機関からの領収書の扱いが難しい所だとは思うが、これだけパソコンが普及しているのだから実生活に役立つ方法として案外早く実現できるかも。

ニュースで銀行端末と同じ要領の確定申告マシン(年度の途中で仕事を辞めたときの生命保険控除の手続きができる)を紹介していたが、自宅で自分のパソコンからできる確定申告サイトがあれば、混んだ税務署に(郵送という手もあるが)で行かずに済むだけで大助かり。税務署の職員だっていちいち納税者の顔を見て脱税者を見分けている訳ではあるまいし。(もしかしたら顔で見ているのか^_^)

ひかる 年から使っている家計簿ソフト「ひかる」には確定申告の機能は付いてません。でも自分で使いやすいように項目を指定できるので、家族毎の医療費の項目で集計しておき、来年の確定申告に備えています。「ひかる」は自分で項目や集計の期間、予算管理も全て設定できるので自由度が高いです。

それだけに最初に予算項目毎に仕訳したり、金融機関の残高や各種公共料金の引き落とし情報を設定するのに手間がかかります。ママは未だに金融機関の引き落とし情報が完全に設定してなくて実際の残高とのずれが出ています。それでも企業の会計管理ではないので自分が続けられる範囲の正確さで続けています。

ママは毎日、使ったお金を電卓感覚で入力しています。卵一個の値段まではこだわらずに、食費も主食と副食に分ける程度です。買い物してから該当する入力項目が無い時にも、新たな項目を追加する事もできます。毎日続けて集計機能を使って1ヶ月の合計を見ると無駄が判かり節約の役に立つし、それをまた予算に反映させる事ができてとても便利です。

見た目は地味なソフトですが、自分使いやすいやり方に使いながら簡単に設定できるし、自動的に指定口座から振り込み処理ができ、立ち上げるとその日の日付での入力ができるので、簡単でレスポンスも早いし、集計機能も使いやすいのでなかなかいいです。

最近、家計簿ソフトにホームバンキング機能が付いた「家計簿マム バンキングパック」というものが発売になりました。このソフトは自宅からパソコンで銀行とオンラインで残高照会、口座振替が可能です。セキュリティの問題もあるのでしょうか、直接銀行にアクセスするのではなくNTTの運用する「アンサーセンサー」経由するようです。これぞママが欲しい究極の家計簿ですが、残念ながら我が家のメインバンクはこのサービスは提供してないです。このソフトが作った確定申告書を税務署へオンラインでの接続機能もあれば完璧な家計簿ソフトですね。

家計簿ソフトで節約して、新しいパソコンが欲しいな。最近は子供たちも使いたがるのでもう一台、デスクトップのWindowsマシンがあってもいいなと同居人と話しています。

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M.Nakamura Feb.23,'99