第16話 パソコン持って里帰り

休みに入ったのでパソコンを持って子供たちと里帰りだ。さて、何をしようか。

エンゼルノート 先ずはパソコンと電話回線を接続する。実家の壁にはモジュラージャックのコンセントがなく、壁の穴からいきなりコードが出てきてエンゼルノートに繋がり、その先が電話になっている。エンゼルノートとは、その昔、NTTの電話番号案内が有料化される際に抽選で配られた電話番号検索専用の端末だ。我が家では殆ど使わなくなり押し入れにしまい込んでありますが、実家ではオートダイヤラー付きの電話番号帳として現役です。

この紫の蓋と深緑の本体、黄緑のボタンがどのうちのインテリアに合わないところがすばらしい^o^ エンゼルノートの配線をいじると面倒なので、電話機側のもモジュラージャックを外してモデムに繋いだ。しかし、通信するときいちいち電話のジャックを外さなければならないのでマニキュアが剥げた。

家の市内にはASAHIネットのアクセスポイントがないので、市外になるが最寄りのアクセスポイントに変更しエクスプローラを起動した。取り敢えず簡単にインターネット環境ができが、何故か接続するのにいちいちWindowsのパスワードを入力する画面が開く。Windowsにパスワードなんて付けてないのに何故? しかたがないのでキャンセルをしたら何の支障もなく接続できた。

これはどうした訳だ。町田で使っている時と違っている。よくわからないけど、繋がるからまあいいや、ということにした。パソコンは適当なところで妥協しないとうまく付き合えない。分からないところがあってもいいじゃない。目的はパソコンを使うことじゃないんだから、やりたいことができればそれでよしとしよう。

パソコン通信はとりあえずNifTermを使うことにして、アクセスポイントの電話番号だけNIFTY Managerで調べて設定した。NIFTYのアクセスポイントも市内にはなく市外のアクセスポイントだ。何度か練習して、メールの読み込みと返事を書けるようになった。フォーラムの巡回は今までの記事とのツリーの問題もあるので帰ってからマックでやることにした。

インターネットやパソコン通信、さらに衛星TVなどが普及して、都市と地方の情報格差がなくなってきているという。確かに実家に帰っても自宅と同じように通信できるし、衛星放送も見れる。しかし、大手プロバイダのアクセスポイントが市内に無い、ママが好きな図書館も近所に無いなど不利な点もまだまだ多い。でも、それらに比べてもあまりあるメリットも多いが。自然がある、空気がきれい、土地が安い、渋滞がないなどなど。経済的な面ではかなり有利だ。これで仕事があれば文句ないんだが^^;;

通信の他はメモ帳を使って毎日の日記を書くだけだ。こうして自宅と同じように帰省先でもパソコンが使えるようになった。これはノートパソコンの利点だ。

公園で御弁当 供たちを連れてママは毎日、お弁当を持ってあっちこっちの公園やお花見、お祭りに出かけていました。町田の家に残った同居人は仕事です。ママは毎日メールでどこに行って何を食べたと子供たちの様子を知らせていました。

こんな時にデジタルカメラで子供たちの様子や綺麗な花やお弁当の美味そうな写真を撮って、メールで送って同居人を羨ましがらせたいと思う。我が家の情報機器やソフトはマックを中心に揃えてあるので、このノートパソコンに繋がる周辺機器は何もないが、こういう時はこのノートに簡単に繋げられるデジタルカメラや画像処理のソフトを買おうかとも思う。でもママと子供たちだけでの里帰りなんて年に1回あるかないかくらいだからな〜
(この写真はコンパクトカメラで撮り、サービスサイズにプリントした写真からスキャナで取り込みました)

パソコンを使って一番やっていることは、日記や写真を記録しておくことだ。他の人は表計算やワープロ、ゲームだと思うが、子育て中のママにとって日々の細々した出来事を書いておくことは大切な思い出なのです。忘れたくないことをあっけなく忘れてしまうには子供は愛しい、老後の世話なんて期待しないで今を一緒に楽しみたい。それを後になって解凍してゆっくりと味わいたいなと、忙しい毎日ですが、せっせと毎日日記を書き、写真を撮っています。

インターネット5つの予言 西和彦さんの「インターネット5つの予言」という本を読んだ。この本はリクエストしたが、町田の図書館になく、年度末で予算もなかったらしく都立多摩図書館から借りて来てくれたものだ。そのため、ビニールのカバーがかけてある。本当に図書館はありがたい。

本の内容は西和彦さんと野口悠紀雄先生(超整理法の先生)やビルゲイツ、ソニーの出井社長、ソフトバンクの孫社長、大統領補佐官2人との対談5つで、それぞれの終わりにひとつづつ予言が載っている。まあ予言という程のものではなく、対談についてのまとめの一言のようなものだ。一緒にリクエストした「インターネットはからっぽの洞窟」はまだ来ない。こちらは希望者が多く順番待ちのようだ。

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M.Nakamura Apr,7 '97