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50   暑い夏がきた (2002.7.22)

7月中に台風が2つも上陸して大騒ぎしているうちに、子供達も夏休みに入って本格的な夏になりました。毎日暑くてビールがおいしい(^_^)。長男は毎日部活で、次男三男と旦那も週末は野球で、すでに顔と腕は日焼けで真っ黒です。しかしカラダは生白いので海やプールではカッコ悪いのだ。さて、今年は海に出掛けられるかな?

こんな暑い毎日、メールしたり、ネットを覗いたり、撮りためた写真を管理したり楽しく使っていました。しかし、時々ハードディスクの回転音が大きくなったような気がしていた。何かのタイミングでグルグルと苦しそうな音がしたり、何だが本体ケースが暑くなったりしていてちょっと不安だった。そんなある日、パソコンを使っていたら急に固まってしまった。週末にバックアップを取った方がいいかなと思っていた矢先のことでした。

キーボードもマウスも反応しないので最後の手段で電源ボタンからパソコンを止めた。すぐに再起動してみたら恐怖の「ハードディスク フォルト」で起動できない。しばらくしてから再起動してたら何事もなく起動できたが、何かが壊れたのかな? と大いに焦った。44話で書いたように、本体が足下にピッタリと収まるようにパソコンデスクを新調したので、隙間がなくなり熱がこもっていたのかと思いました。

幸いなことにしばらくしたら起動できるようになったので、旦那に頼んでハードディスクのバックアップを取って貰った。ついでに本体の中を覗いて見ると、ファンの吸い込み口にホコリがたっぷりと溜まっていた。あれ? たった3ヶ月ぐらいでこんなに溜まるのかと慌てて掃除機で吸い込んだ。今まではパソコン本体は低い棚の上に置いてあったのですが、机ができてから床に直に置いてました。どうもこれがよくなかったみたいでホコリを吸い込みやすくなっていたようです。掃除してからはケースの発熱も治まり、ハードディスクの音も気にならなくなりました。

旦那は「危険分散の為に新しいパソコンを用意しよう。10万円ぐらいで自作するのも良いし、思い切って小型のノートパソコンも外で使えて便利だな。」と暢気なことを言っています。そういえば友達のパソコンもハードディスクがクラッシュしてデータを消えたと泣いてました。どうも夏はパソコンには辛い季節のようです。「ホコリでは死なない」と申しますが、パソコンはホコリで具合が悪くなります。「よい家庭もパソコンも掃除から」と心を入れ替えて掃除することにしました。

下の写真は、お隣の家庭菜園から届いたトウモロコシの茹でたてです。形は見ての通りですが、甘くて美味しい夏を頂きました。

お隣の家庭菜園から届いたトウモロコシ

最近、またウィルスメールが流行ってるようです。いつでも流行っているのかな? 我が家にも届きますが、最近ちょっと困ったメールが届きました。ウィルスメールが宛先不明でエラーで戻ってきたものでした。なんと、ウィルスメールの送信元が旦那のアドレスでした。しかし宛先には心当たりはないし、我が家のパソコンはウィルスには感染していない(と思う)。念のため最新のパターンファイルでウィルススキャンをし直したが大丈夫だった。

旦那に聞いてみたら最近のウィルスは差出人(From)を偽造してウィルスメールを発信するそうです。ウィルスに感染するとそのパソコンのアドレス帳に載っている人のアドレスを適当にFromにして、アドレス帳に載っている他の人にウィルスをばらまくようです。全然無関係の人がウィルスをばらまいているかのように見えてしまうわけです。とんでもないウィルスです。

幸い我が家に苦情のメールが届くことはありませんでした(今のところ)が、迷惑な話です。ウィルスを作る人は面白半分なのかも知れませんが、被害を受けた人は人間関係に影響するかもしれないし、会社間だったら取引に影響するかもしれません。そこまでいかなくてもウィルス予防の手間や経費の経済的な損失は大変なものになりそうです。

パソコンを持っている個人が予防するのは限界があるので、プロバイダやネットワークを管轄しているところで防いでくれないものでしょうか。有料でウィルスチェックを行ってくれるようですが、インターネットの信頼性の根幹に関わることなので無料でやってほしい。インターネットを使っている人全員が加害者や被害者になる可能性があるのだから、個人の判断に任せるのは危険すぎる。

旦那の会社ではお客様に迷惑をかけないように、社外にでるメールと社外から受け取るメールは全てウィルスチェックをしているそうだ。新種のウィルスが発生した場合は、チェックのためのパターンファイルが提供されるまで社外とのメールゲートウェイが閉鎖されるらしい。そんなとき、私も旦那とメールで連絡がとれなくと困る(^_^)。こういうチェックを行っていること自体に経費がかかるし、その間お客様とメール連絡がでとれなくなるのも大きな損失だ。

全世界の会社で同じようなことをしているとすると大変な経済損失だ。サイバーテロとかいわれているものに通じるところがある。世界的にもっと取り締まりを強化するとか、国際法とかできっちりと取り締まって欲しいものだ。

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