28. エンデバー強化作戦なのだ (2001.9.12)

28 エンデバー強化作戦なのだ (2001.9.12)

米国で大変な事件が起きました。大国の冷戦が終わった20世紀でしたが、21世紀はテロの世紀になってしまうのでしょうか。ワールド・トレード・センターのツインタワーには昨年12月に行ったばかりなので、今回の事件に対する憤りと悲しみの気持ちを強く感じています。哀悼の気持ちをこめて未公開のワールドトレードセンターの写真をご紹介します。あの展望フロアのゲームセンターやレストランの従業員などは避難できたのだろうか。
さて、「Windows Meは、本当にメモリ喰いで不安定なOSだったんだ。」と、実感している今日この頃です。実は今私のデスクトップパソコンエンデバーはWindows 2000になって心安らかな日々を過ごしているのです。今回は安定したパソコン環境を求めて、Windows Meに見切りをつけ、ハードディスクを交換してWindows 2000に乗り替え、メモリーを増設するという涙なしでは読めない苦悩（というほどじゃないですが）の日々をレポートします。
少し前から、ちょっとしたきっかけで在宅でのWebページ作成の仕事を始めました。仕事になれば家で一番の力持ちのパソコンエンデバーを使うことになるのです。Webページ作成のために沢山アプリケーションを同時に開くようになったら、どうもWindows Meが不安定になってきた。今までふつうに使うには問題なかったのですが、ウィンドウを沢山ひらくとウィンドウの表示が固まって動かせなくなったりする。
完全にフリーズするわけではないが、フリーズしたら大変なので、慌てて編集中のデータを保存してエンデバーを再起動する。これを日に何度も繰り返すので作業効率が悪くてしょうがない。何で仕事を始めると急に具合が悪くなるんだよ。 安定しているというWindows 2000に入れ換えたいが、アプリケーションの再インストールや再設定の手間を考えると面倒で腰が重いのだ。もうすぐ新しいOS Windows XPもでるしね。
しかしある日突然、エンデバーが起動しなくなってしまった。 "HDD Fault"（ハードディスク故障）との表示が出ってブルーの画面から動かなくなったのだ。こんな表示は初めてです。「ママ泣くんじゃない！！こういうときは落ち着くのだ！とりあえず仕事はノートパソコンがある！！」というわけで、バックアップしてあったCD-Rからノートパソコンにデータをコピーしたり、フリーソフトをダウンロードしたりしてで何とか間に合ったのです。いつもはのんびりしている私も自分の仕事となればかなり奮闘したのでした。

しかし、動かないエンデバーをそのままにしておく訳にもいかず、壊れた可能性のある20GBのHDDを交換するついでにWindows 2000に入れ替えることにし、数枚の一万円札を旦那へ渡したのでした（涙）。旦那は嬉々として（基本的にハードをいじるのが好きな人なのだ）秋葉原に行き、IBM製60GBのHDDとWindows 2000のOEM版というのを購入してきました。60GBのHDDとCD１枚に入ったOS（マニュアルなし）がほぼ同価格（1万8千円弱）なのが摩訶不思議。物を作るよりソフトを作る方がお金がかかるのだ。それにしてもパソコンって本当に金食い虫なのだ。
旦那はメモリも買ってきた。秋葉原のPCパーツショップで売っているノーブランドメモリは安い！（だから半導体不況なの？） 256MBのものが3,000円ちょっとだったとのことで２枚も買ってきた。エンデバーにはメモリが３枚しか刺さらないので、今までの32MB＋128MB＋128MB＝288MBから32MBと128MBを1枚抜いて、256MB＋256MB＋128MB＝640MBになります。640MBなんて一昔前のハードディスク並の容量です。
HDDの交換やメモリの増設は旦那にまかせました。エンデバーのケースを開けたついでに溜まっていた大量の埃を掃除機で大掃除です。前回ケースを開けたのはPentiumIIをPentiumIIIに取り替えたときだったので9ヶ月ぶりです。前回同様、吸気ファンの所に大量の埃がありました。今年の暑い７月をこの埃の中でで乗り切ったのかと思うと感無量です（嘘）。
前回HDDを交換したときの苦労に懲りて各種アプリケーションのシリアル番号等をまとめて管理してあったので、今回は比較的すんなりWindows 2000へのバージョンアップができました。それでもすべて終わるのには１日がかり。エプソンのスキャナ(GT-5000)のドライバがWindows2000に対応してなくて困りましたが、Webで探したら他の機種のWindows 2000ドライバが使えるとの個人ページの情報があり、試してみたら上手くいきました。Webの情報ってありがたいです。感謝。
結果的に私は安定して十分なメモリとHDDを持つパソコン環境を手に入れたのでした。Windows 2000にしてからは一度もフリーズしていません。メモリの消費も少ないようで、もしかしたらメモリ増設は不要だったかも。こんなことならもっと早く乗り換えればよかったと少し悔やんでいます。複雑で面倒な入れ替え作業の時間とお金もかかりましたが引き受けてくれた旦那に感謝しながら、これからは仕事もバリバリこなしてこれまでの投資を回収したいと目論んでいるわけです。

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