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2024.7.6

PCファンを使った首振り卓上扇風機

どこのご家庭にも一つや二つ余っているPCファンを使った首振り扇風機です。今年もすでに猛暑が始まっているので、夏休みの工作に如何!?

主な特徴
・余っているPCケースファンを再利用
・アマゾンのPWMコントローラによる無段階風量調整
・アマゾンのステッピングモータを使った首振り機能
・3Dプリンタによるファンガード


動画(2分52秒)


構成部品

12Vファンと3Dプリンタで作ったファンガード・支持アーム、ギヤード・ステッピングモータ(アマゾン)、DDコンバータ(アマゾン)、PICによるパルス生成・ドライバ基板(下記)、PWMコントローラ(アマゾン)です。

ブロック図拡大図

PWMコントローラに付いている電源スイッチ付きボリウムの電源オンで、PICとステッピングモータを動かす5Vを連動させます。電源スイッチの出力は僅かな電流しか取れなかったので、FETをかまして入力の12VをDDコンに供給する構成です。

当初は3端子レギュレータを使いましたが発熱が大きいのでDDコンに変更。モータはそれなりに電力を喰います。

PIC回路図拡大図)手書きメモで恐縮です

ステッピングモータを動かすパルスを作る回路です(無保証です)。

アマゾンで買った安いギヤード・ステッピングモータは専用ドライバ基板も付いてきますが、紛失したのでトランジスタと、コイルの逆起電力を逃がすダイオードで簡単なドライバを構成しました。

PICプログラム

パルスを作るプログラムです。無保証です。Arduinoなどでも簡単に作れると思います。

動作は、ファンが正面を向いているときに首振り開始のタクトスイッチを押すと、まず軸が右(ファンは軸の回転方法と逆に回る)に30度回り、次に左に60度、右に60度を繰り返します。

もう一度タクトスイッチを押すと、首振りが止まります。ファンがどの方向を向いているかをセンスしていないので、正面に来た時に止めないと次に押したときにその位置から首振りしてしまいます。

ホールICなどを使って原点位置を検出してから首振り動作すればよいのですが、そこまで凝ってないです。

blog記事

3Dプリンタでの印刷などは以下のブログ記事もご参照ください。

以上


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