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2022.4.29

LINEに写真を送る防犯カメラ

アリエクで500円ほどで買えるカメラ付きのESP32、ESP32-CAMと焦電型赤外線センサを使った防犯カメラです。撮影した写真をmicroSDにも保存すると同時にLINEに写真を送ります。

WiFiのアクセスポイントSSID、パスワード、LINE notifyのトークンと呼ばれるキーは暗号化してmicroSDに格納してあります。

(注)アリエクやアマゾンで買える安いESP32-CAMは、技適未対応のESP32が載っているのでご注意ください。

こんな感じで写真がLINEに届きます。

LINE Notifyというサービス(無料)を利用していますが、写真は1時間に50枚までという制限があるので、LINEに送るのは75秒以上の間隔を開けています。microSDにはセンサが検知している間、毎秒保存します。


動画(3分半ほど)

前半が動作の様子、後半はメイキング。


回路拡大図

ESP32-CAMを少し改造します。実物の改造箇所は上記動画をご参照ください。

カメラプログラム

暗号化プログラム

3Dプリント ケースSTL

使い方

  1. 機能と動作フロー
    1. 起動すると赤外線センサが安定後(30秒)、監視開始メッセージをLINE notifyに送る
    2. 焦電センサが人を検知すると写真を撮り、microSDに保存、LINE notityに送る
    3. LINE notifyに写真を送れる枚数制限(50枚/H)から、送る間隔は75秒以上。
      ただし、焦電センサが検知している間、撮影とmicroSDへの保存は最短1秒ごとに行う。
  2. 使い方
    • WiFiのアクセスポイントSSID, パスワード、LINEトークンは暗号化し、シャッタを切るまでのディレイ、監視開始のメッセージ、検知したときのメッセージをファイル名:setup.txtでmicroSDに格納。
           以下を1行ずつ順に記載(日本語メッセージはUTF-8)
             1行目 暗号化したWiFi ssid
             2行目 暗号化したWiFiのpassword
             3行目 暗号化したLINE Notify token
             4行目 センサが検知してから撮影までのdelayをmsecで記載
             5行目 監視開始メッセージ
             6行目 検知したときに送るメッセージを記載
          (例)
             &D/)%X/C04S+#T'?+USM
             *%/O-J_F$##5)CK`(%
             #VGN-Z_*-FCG+VK1/E;M<47E1UCJ.C/`-U(S#F?C06CV)%C_0$$E8W$89(0[5(U
             500
             監視開始
             侵入者検知
      

      (注)日本語はUTF-8で記述してください(Windows10のメモ帳はデフォルトがUTF-8のようです)。

    • 処理のログファイル出力
      microSDの/log.txtに追加モードで出力
    • 写真保存
      microSDの/photo/日付フォルダ内にタイムスタンプがファイル名になったjpg形式で保存

    microSD内のファイル構成

その他

詳細は以下のブログ記事参照。

以上


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