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London旅日記 初日

ースローには午後4時過ぎに到着。機内は空いていたので比較的疲れは少ないが、旦那の頭痛は直らない。

飛行機を降りてから長い通路をひたすら歩く。私たちより後から飛行機を降りた人が何人もいたはずなのにみんないなくなった。どこに行ったのか? ヒースロー経由でヨーロッパのほかの国に行ったのかな? ようやく辿り着いた入国審査場が混んでいる。一人一人にかける時間が長いし、窓口が少ない。広いのだが、審査官のいるゲートが少ない。審査官のいるあたりしか明るい照明がついてなくて全体に薄暗い陰気な場所だ。もっと明るくしろよ。

結局30分位かけてようやく審査官の前へ。インド系の人で頭にターバンを巻いている。インド系の入国審査官は5年前に旦那がきたときに審査された人と同じ人のようだという。はたして質問の仕方も同じであった。英語で滞在日数を聞かれ、つぎに片言の日本語で「仕事? 観光?」と聞いてきたのだ。インド系の人は皆、同じようにみえるのか、同一人物なのか? 次にどの国に行くのかなどを聞かれ、無事に入国。いよいよロンドンだワクワク。

無事にスーツケースを受け取り、その後税関を通るのかと思いきや、税関らしきところはなくていきなり迎えの人達で混雑している場所にでた。すぐにツアーの現地係りの女性が見つかった。これからホテルまで小型のバスで向かう。一行は私たちの他に2組の夫婦と一人旅の小柄な女性の7人。ホテルが同じなのは一人旅の女性だけ。他の人たちはもっと高いツアーのようで中心部に近いホテルだった。新婚旅行らしき一組はシェラトン、もう一組は忘れた。

バスの中で色々と説明を受ける。緊急時の連絡先とか、ホテルからの国際電話は高いので公衆電話を使った方がいいとか、両替はレートの高いところもあるので注意すべしとか、ちょっとしたことだ。ありがたく聞いておく。ホテル周辺が載っている地図を貰えたのは助かった。今回のホテルは中心部から離れているので、ガイドブックに付いている地図では詳細は載ってなかったのだ。

ヒースローに到着

スは高速道路で市街地に向かう。最初に立ち寄るのは私たちのホテルだった。つまり、私たちのホテルは中心から離れていて空港に近いリーズナブルなホテルということだ。

空港から40分くらいでホテルに到着。やっぱりビジネスホテルか、団体観光客向けホテルだね。チェックインはここで待っていてくれた別の女性のツアー係の人が行ってくれた。しかし、オーストラリアの団体客で混雑している上に、渡されたルームキーで部屋が開かないなどのトラブルがあり、落ち着いたのは夜の7時になっていた。今の季節は7時頃が日の入り時刻だ。外はもう暗くなっている。

部屋はトリプルだったが、普通のツインの部屋くらいの小ささだ。ベッドも小さい。テレビが壁にくっついているのがビジネスホテル風だよね。テレビにはプレステのコントローラが付いていてゲームもできるようだ。机が広くて、照明が明るいのはいい。水回りは広く滞在中にトラブルがなかったのはありがたい。冷蔵庫がないのが残念。

ホテル ホテルの部屋 ホテルの廊下にあった消火用ホース

れてきたが、とりあえず近所の地下鉄駅であるアールズコート(Earl's Court)駅の近くまで散策にでる。ホテル前のLillie通りを東に向かって(ロンドン中心の方向)歩くと、すぐ右側に大きな墓地(Brompton Cemetery)がある。なんというすばらしい立地条件なのだ(T_T) 映画の中でみるような緑の芝生のなかに背の低い墓石が並んでいる典型的な墓地だ。

まだ慣れていないのと、暗くなっているし、道路が工事中だったりしていて、道路の横断には気を遣う。Earl's Court Roadを北に進むとちょっと遠回りになったが無事にアールズコート駅に到着(本当はウォリック・ロードを曲がるとよかった模様)。SUBWAY, McDonald's, BurgerKingなど、日本で目にするファストフードもある。帰りに中近東風のサンドイッチ屋でチキンのホットサンドを作ってもらい、テイクアウトする。こちらの言い方だとtake awayだ。旦那は頭痛と吐き気で食欲なし。

さらにその先のコンビニでビール、ミネラルウォータ、フルーツジュースを購入。このとき旦那が前に来たときに使い残した硬貨(50ペンス)を使おうとしたら、このお金はもう使えない、Finishした、と返された。そんなことってあるのか? 日本だと結構古い硬貨、たとえば昔の大きな50円硬貨は今でも使えるよね。

中近東のピタパンのようなホットサンド

テルに戻ってパソコンをネットに繋いでみようと、部屋にあったLANポート(写真の右側、グレーのシャッターが閉じているポート)にパソコンを繋ぐが全然だめだ。なぜ? 旦那がロビーに降りていくが、パソコンなどのサポートを行うビジネスコーナーは午後8:00で閉まっていた。仕方なくフロントでインターネットを使いたい旨を問い合わせると、9をダイヤルしたか? とか聞かれる。いや、電話じゃなくて、LANで繋ぎたいというがラチがあかない。そのうち、向こうがメンテナンスの人を部屋に行かせるというので、部屋で待つ。

5分待てと言われたが10分くらいしたらいかにも技術者風の人がやってきて、ポートはこっちだと、2つあるポートの左側を示す。右は使えないと言う。しかし、左側はどうみてもふつうのLANのポートじゃない。持っているLANケーブルとプラグの形状が違うことをいうと、「あちゃー」とは言わなかったけどそんな感じで、明日、電気屋に行って変換プラグを買えという。ホテル近くで売っている店までのルートを教えてくれたので、礼を言って帰ってもらった。

しかし、どうしても納得できなくて、使えると言われた左の情報コンセントをよくよく眺め直してみると、先日ヨドバシで買って持ってきたイギリスの電話の変換コネクタが合いそうな気がした。試してみるとなんとピッタリはいった。左側は電話のコンセントだったのだ。電話機はベッドサイドテーブルの上にあるので、そこから離れたテーブルに電話のコンセントがあるとは思わなかった。それに、技術者のおじさんもインターネットはこれだ、というのでてっきりLANポートだと勘違いしてしまったのだ。

結局、そこからLOOXのモデムポートに繋いでダイヤルアップしたらso-netのロンドンAPにすんなりつながり、子供達からのメールを読むことができた。こちらからも今日の出来事をホームページに書き込んでアップロード、姉の携帯電話にも無事を伝えるメールを送ることができた。

疲れもピークに達し今日はここまで。

このネット接続の話しは、パソコン考現学の第58話 海外モバイル奮闘記(その1) (2002.10.14)に書いてあります。

ホテルの部屋からネットに繋ぐ 電源コンセントと情報コンセント

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