シュレッダの修理 (2017.1)
(2017.1.14掲載)昨年末、大掃除の前に長年の懸案だった昔の文書の整理を行い、不要文書をシュレッダにかけていたときにトラブル発生。
紙詰まりが起きたので、逆転と正転スイッチを繰り返し操作していたらスイッチが固まって動かなくなってしまった。電子部品が焼ける独特の臭いもしている。
分解してみるとスイッチの接点がスパークで溶けていた。ちょっと特殊なスイッチだったが、ネットで探したら同様のスイッチを作っているメーカが見つかったので、取り寄せて交換修理してみた。
シュレッダはコクヨのKPS-S18XAという製品で、すでに生産終了になっている。
(注)このような修理はお勧めしません。参考にされる場合には自己責任でお願いします。
スイッチ基板
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赤矢印の箇所にあった接点が溶けて無くなっている。また、スイッチの樹脂も溶けて外側に少しふくらんでいる。白いコードの右横に見える黒いふくらみが樹脂がはみ出したところ。
紙が詰まってモータが動かない状態で、オンオフを繰り返したので大きな電流が流れてスパークしたものと思う。
スイッチ基板裏側
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赤矢印の先の黒くなっている箇所がスパークの跡。
スイッチ基板
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スイッチを取り外した様子。スパークしたピン周りが焦げている。
壊れたスイッチ
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正転/停止/逆転をひとつのスイッチで行うため、3ポジションのスライドスイッチ(2回路3段、8ピン)。
大きさは幅14mm、黒い樹脂部分の長さ30mm。
ネットでパーツショップを探したが、このようなスライドスイッチを販売しているお店は見つからなかった。しかし、 諦めきれずに彷徨っていると、とあるスイッチメーカが作っていることが分かった。
スイッチ入手
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ダメ元で問い合わせてみると、販売代理店はなく直販のみとのこと。普通はセットメーカ向け提供のみの様だったが、販売してもらえることになった。但し最低10個。それほど高くなかったので10個でお願いすることにした(別途、送料と代引き手数料がかかる)。
メールで何度もやり取りして発注した。受注生産のようで納品までしばらくかかった。大変、お手数をおかけしました。ありがとうございました。
スイッチ比較
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入手したスイッチは元のものに比べて少し薄いので、スペーサとしてユニバーサル基板を挟むことにした。
スペーサ
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こんな感じで端子の間にユニバーサル基板の切れ端を挟んで高さを調整した。
交換後のスイッチ基板
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無事に交換できました。
交換後のスイッチ基板裏側
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本体へ取り付け
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シュレッダ本体にスイッチ基板を取り付けたところ。
シュレッダ本体(裏側)
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裏蓋を閉じて修理完了。
シュレッダ本体(表側)
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写真左側のグレーのスイッチの裏に、交換したスイッチがある。
修理完了
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無事に復活し、昨年末から持ち越していた文書の裁断ができました。
残りのスイッチ(頒布)
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残りのスイッチが余っています。もし、ご活用される方がいらしたら、ほぼ実費でお分けします。
2回路3段(3ポジション)スライドスイッチ、8ピン
定格6A, AC125V
サイズ:幅14mm、樹脂部分の長さ30mm、取り付け金具まで含めた長さ42mm1個250円+送料(定型外郵便200円)、アマゾンギフト券可。
ご興味があれば下記まで連絡ください。
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以上![]()
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