レンジフードにパイロットランプを付けた (2016.9)
(2016.9.3掲載)レンジフード(パナソニックのスマートスクエアフード FY-6HZC4-S)のスイッチ切り忘れが多いのでパイロットランプを付けてみた。
ファンの強さが弱/中/強の3段階だが、弱だと音が殆どしない(カタログ値で18.5dB)のでスイッチを入れていることを忘れてしまう。逆に強だとうるさすぎる(カタログ値では45.5dBだがもっとうるさい気がする)。
なお、このレンジフード自体も少し前にDIYで取り付けた。
(注)簡単な工作ですが電気器具の改造になるので、同様のことをされる場合には自己責任でお願いします。お勧めはしません。
回路
このレンジフードは排気口に電動シャッターがオプションで付けられるようになっていて、そのためのコネクタが付いている。ファンのスイッチを入れるとこのコネクタにAC100Vが通電する。当然、「弱」でも通電する。
そこでこのコネクタにパイロットランプを繋げば、オンのときだけ点灯するパイロットランプになる。
AC100Vのパイロットランプ用のネオン管(抵抗入り)などであればそのまま繋げばよい。今回は簡単なトランスレス電源でLEDを点灯させた。100Vをコンデンサのリアクタンスで電流制限し、ダイオードブリッジで整流、ツェナーで5Vに落として、LEDを繋ぐ。
もっと単純に大きめの抵抗と、逆電圧を逃がすダイオードとLEDでも良かったが、50Hzのチラチラ点滅が見えるのがいやで整流した。
![]()
取り付け前
レンジフード全景(ちょっと上が欠けているが)。
手前中央にスイッチがあり、このスイッチの奥にLED照明が組み込まれていて、パイロットランプ回路を内蔵するスペースは十分余裕がある。
![]()
電動シャッター・コネクタ
レンジフードの幕板を外し、電動シャッター・コネクタの取り付け作業用の蓋を開けたところ。
中央がコネクタで、右の紫と黒のコードが今回取り付けたパイロットランプへの給電コード。このコネクタと勘合するコネクタを探すのは大変なので、コードの先に薄い金具を半田付けして差し込んだ。一応、熱収縮チューブで絶縁対策済み。
このあとビニールテープを巻いて抜けないようにして完了。
![]()
電流制限・整流回路
レンジフードのスイッチ・LED照明部を下から覗き込んだ様子。ここにユニバーサル基板に実装した回路を両面テープで貼り付ける。
![]()
パイロットランプ
スイッチの左横にφ3の穴を開けて、裏からφ3の砲弾型LEDを差し込んだ。裏側はホットボンドで固定。
基板の裏側もホットボンドで固めて絶縁と強度を確保。
![]()
完成
カバーを取り付け、完成した様子。非稼働時はほとんど目立たない。
![]()
稼働中
弱で運転中。結構目立つ。緑LEDが明るすぎてうまく撮影できずに滲んだようになっている。
これで電源の切り忘れはなくなると思う。
このくらい、はじめからメーカで付けておいて欲しい。製造原価50円もかからないと思うが、コストダウン要求が厳しいのかな。
![]()
Copyright (C) from Metal Woods 2016