ダイナモライトをLED化 (2013.3)
(2013.3.2掲載)ママチャリのダイナモライトが暗くなってきた(電球内部が黒ずんできて寿命が近いようだ)のと、ペダルも重いので省エネ(省体力)のためにLED化してみた。
安くなってきたパワーLEDを使った400円程度でできる改造で、明るくペダルも軽いライトに生まれ変わった。ちなみにLEDダイナモライトは新品が2,500円程度なので、手間を考えれば買った方が簡単。でもその手間を楽しむのがDIY!
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ダイナモライト
改造前の写真を取り忘れたが、写真のようにダイナモとライトが金具で繋がっているタイプ。
このライトの電球をパワーLEDに交換しようという工作。
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ダイナモ出力定格確認
ライトに元々付いていた電球は6V 2.4Wの刻印がある。また、こちらの自転車の発電機、ダイナモのサイトによるとJISで規格が決まっており2.4Wのようだ。
パワーLEDを1Wにするか3Wにするか迷ったが、3Wにすると自転車を漕ぐときの負荷が電球以上になりそうなので1Wを選択。
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改造用部品
秋月で部品を購入。
・放熱基板付1W白色パワーLED (\150)
・定電流方式ハイパワーLEDドライバモジュール(1W1個) (\140)
・パワーLED用レンズ・ホルダーセット (\150)
(ホルダーは使用しなかった;レンズだけなら\100)入手したLEDドライバモジュールの入力電圧は8〜15VACで、ダイナモの発電電圧(6V)では若干不足だがフルパワーだと放熱も心配だったので、これでよしとした。
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モールド樹脂の加工
元々電球がねじ込まれていたモールド樹脂をすり鉢状に削って、レンズを固定し易いようにする。
レンズ外側の曲面に合うようにカッターで少しづつ削っては座り具合をみる。
左側に少し写っているのは反射鏡。
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レンズとモールド樹脂
写真のようにレンズがモールド樹脂にのり、裏側にはLED基板を取り付ける。
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LED/固定部品/レンズ
レンズが反射鏡の穴を通るように縁を削った。旋盤のように回転させて削れば綺麗にできたかもしれないが、よい固定方法を思い付かず、カッターでガシガシ削ったので見た目はイマイチ。
その後、まずLED基板とモールド樹脂をエポキシ接着剤で固定し、次いでモールド樹脂とレンズを同じくエポキシ接着剤で固定して完成。
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レンズ正面
レンズを正面から見た様子。黄色に見えるのが白色LED。
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組み立て
完成したLEDモジュールを反射鏡に差し込み(モールド樹脂なので適度に固定される)、透明カバーを取り付けた様子。
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ドライバモジュール固定
LEDのドライバモジュールをライト内部にホットボンドで固定する。スペアの電球を収めておく窪みがあったので、その窪みにモジュールの電解コンデンサが入るようにした。
電球の電極に電源を供給していた真鍮?の板バネは、LED放熱板に接触させて放熱に利用することにした。接触面が大きくなるように少し折り曲げてある。
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完成
正面斜めからLEDレンズを見たところ。こんな感じで収まっており、改造したことは目立たない。
しかし光らせるとLEDであることが一目瞭然。それでも改造したLEDライトとは分からないと思う。
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全景
試しに手でダイナモを回すと、軽く回り非常に明るく光る。電球とは雲泥の差。
自転車に取り付けて試乗して見たところ、ペダルが軽く明るさも全然ちがう。
ただし、低速時に発電の周波数が低いのと整流後のコンデンサが小さいためか若干チラチラする。 コンデンサを大きめのものにすれば改善できると思うが、他の自転車や車からの視認性のためにはこのままでもよいかも。
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